グリーンキウイは腸活にも最適な果物/ マハロ / PIXTA(ピクスタ)

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5月になって、スーパーでもたくさん並ぶようになったニュージーランド産のキウイ。

【画像】キウイの食べごろはこうして確認!

手軽に食べられて時間がない朝にもぴったりですよね。

なんとなく健康に良さそうというイメージがありますが、どんな栄養が含まれているのかご存知ですか?

今回はキウイを栄養の面から見ていきたいと思います。

■1個で1日に必要なビタミンCがとれる

「サンゴールドキウイ」は、果肉が黄色いキウイ。見た目はグリーンキウイに比べてつるっとしています。酸味が少なくてトロピカルな甘さが人気です。

この「サンゴールドキウイ」、1個に含まれるビタミンCの量は152mg。1個食べれば厚生労働省が成人の摂取量として推奨している1日あたりのビタミンCの量100mgをクリアできるんです!(ビタミンC含有量は、可食部100gあたりのもの)

ビタミンCといえば酸化防止作用があり、肌の健康をサポートしたり、免疫機能をサポートしたり、と私たちの美容と健康に欠かせないことは広く知られているとおりです。

それが自然な食べ物から手軽に摂取できるというのはありがたいですね。

■1個で不足しがちな食物繊維が補える

「グリーンキウイ」は、果肉が黄緑色のキウイです。酸味と甘みがバランスよく、皮に柔毛があるのが特長です。キウイといえばグリーンという方も多いのではないでしょうか。

この「グリーンキウイ」、実は食物繊維が豊富なんです。

食物繊維には大きく二つの作用があります。

一つが便の体積を増やす働き、もう一つが腸内の腸内細菌のうち、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の割合を増やし、腸内環境を良好に整える働きです。

血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など、整腸作用以外にも多くの生理機能が明らかになっていますが、ほとんどの日本人で不足しているそう。(厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより)

厚生労働省によると、日本の女性の1日の食物繊維摂取量は、目標量より2.1g不足しているのだそうです。食物繊維をあと2.1gといっても、何をどれくらい食べればいいのか想像がつきづらいですよね。

レタスの場合、レタスの葉3.5枚で約1.1gの食物繊維が含まれています。不足している2.1gをとろうとすると7枚食べる必要があります。7枚をサラダにするとなるとけっこうな量になるので、それをキウイ1個で賄えるというのは助かりますね。

■食べごろキウイの見分け方

このように栄養満点なキウイ。せっかく食べるなら一番美味しく食べたい…!

ゼスプリのサイトによると、キウイの食べごろは優しく包み込むように持って、弾力を感じるくらいになったら。

ただしお店のキウイに力を加えるのはダメですよ! 買ってから試してみてくださいね。

まだ硬いときはバナナやりんごなどのエチレンの出る果物と一緒に袋に入れて室温で2〜3日でると追熟が進みます。食べごろになったら冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

キウイといえばすっぱいという印象で苦手意識がある方もいらっしゃるかもしれませんが、品種改良など様々な工夫で一昔前よりもずっと甘くて柔らかくて美味しくなっています。

もし苦手意識のある方は、この機会にぜひ再チャレンジしてみてくださいね。

【取材・文=レタスクラブWEB 編集Y】