今年、とくに話題となっている交通事故や「あおり運転」。ニュースなどで報道される衝撃的な映像は、日々深刻さを増すばかり。
交通事故の状況が当事者同士でうやむやにならないように、自家用車にドライブレコーダーを搭載する人も増えてきました。

今回はESSE読者にアンケートを募り、実際にあった危険な運転の体験談をまとめてみました。


あおり運転や危険な運転…。ドライブレコーダーなどで自衛しましょう(※写真はイメージです)

保険会社が示談交渉してくれないなんて…!身近な危険運転を調査

自分がどんなに注意をしても、100%防ぐことができない交通事故。まずは身近な目撃談から…。

●本当にいた!ハンドルを握ると人格が変わっちゃう人たち

「友人の旦那さんに、車に乗せてもらったのですが、細い路地を猛スピードで走ったり、横断中の人に気づかず直進しようとしたり…。思わず『危ない!』と声を上げてしまいました。もう二度と乗りたくない」(公務員・42歳)

「夫は車に乗るとちょっと人が変わってしまいます。負けず嫌いな性格が運転中に炸裂! 追い越し車線から動くことがありません。普段は穏やかな人なのですが…」(43歳)

大切な人を乗せているときほど、安全運転を心がけたいものです。運転しているのが友人や家族など身近な人なら注意もできますが、まったく知らない人は相手だった場合には、そうはいきません。

●交通ルール完全無視…!こんな車に出合ったらどうする?

「逆走の車に遭遇。私が停車してよけさせたのですが、怖かったです」(アルバイト・36歳)
「赤信号なのに、対向車が突っ込んできました」(アルバイト・38歳)

思いやりの気持ちとゆずり合い精神をもって、いくらこちらが周りの車の動きに気を配っても、避けられない事故もあります。


※写真はイメージです「赤信号で止まっていたら、後ろから乗用車が突っ込んできて、勢いで私の車も前方に停車していた車と衝突。前後のドライバーが、車を降りて喧嘩をはじめたため、真ん中に挟まった私は痛みをこらえながら自分で救急車を呼びました」(会社員・26歳)

こうした停車中の事故(過失割合が10対0)の場合は、保険会社の示談交渉サービスを利用できません。守られるべき立場の被害者であるにも関わらず、加害者や相手方の保険会社と、直接やりとりをしなければならない事態は大変なストレスになります。早めに弁護士などに相談するほうがよさそうです。

【Check!】弁護士保険特約は、強い味方になるかも

ちなみにこの方は、契約していた自動車保険に「弁護士費用特約」がついていました。自身が事故に遭い、弁護士に事故対応を依頼した場合、弁護士費用を保険会社が負担してくれるという内容です。面倒な書類処理や難しい示談交渉なども、お金の心配をしないで弁護士に任せることができたので、すごく助かったそう。この特約はついているかどうか、ぜひ事前に確認しておきたいポイント。
とくに慰謝料は、弁護士を通して請求すると、初めから裁判所基準による金額で交渉が進むのでスムーズだったそうです。

もしもあおり運転に遭遇したら…!具体的な対策方法ってあるの?

ESSE読者からは、社会問題にもなっている危険な「あおり運転」に出くわした体験も多く寄せられました。

●本当にあったあおり運転被害!こんなとき、冷静に対応できる?


※写真はイメージです「高速で隣を走っている大型トラックに幅寄せされた。あわや衝突寸前に」(主婦・38歳)

「夜中の高速で、後ろからクラクションを鳴らしまくって、ハイビームとパッシングを繰り返してくる車に遭遇。ほかに人や車もいなかったので怖かったです」(自営業・34歳)

高速道路でのあおり運転は重大事故を招く可能性もあります。逃げきれなかったら…と思うと、本当にゾッとしますね。
続いて、被害に遭ったのに高圧的な態度に出られて怖かった体験談です。

●高圧的な態度に圧倒されてしまうことも…

あおり運転だけでなく、危険な運転の被害に遭っても、加害者の態度によっては恐怖で思うように自分で行動ができなかったという反省の声も。

「駐車場から飛び出してきた車に、左後方をぶつけられました。そのときはびっくりして相手が悪いと判断できず。逆に向こうから強い口調で『こっちの車傷ついてないし、もういいよ』と言われ警察にも届けませんでした。自分の車は傷ついていたのに、その場で連絡先も聞かずに終わり後悔しています」(会社員・40歳)

「夫の車に乗っているときに、センターラインを越えてきた車とぶつかりました。こちらはスピードをすごく落としていたので、ケガはなかったですが、車は損傷。さらに、相手は飲酒運転で保険にも入っておらず、なんだかガラの悪い人で、警察に電話しないでくれと言われて、本当に怖かったです。でも事故に気がついた近所の人が警察に電話してくれて、助かりました」(アルバイト・49歳)

「たまたま前の車と同じ方向に進んでいるな〜と思ったら、同じ目的地のレストランで停車。すると男性が降りてきて、『ずっと後をつけて来ただろ! なにか調べてるんだろ、わかってるんだからな』とよく分からないことを言われ、車を前方から携帯で写真を撮られたり、車の中を覗かれたり…。その後、なにもなかったのですが、家族が一緒にいても怖かったです」(主婦・34歳)

●あおり運転をされたときに注意したいこと


※写真はイメージですあおり運転や危険な運転をしてくる人は、なにか興奮した精神状態に陥っている可能性もあります。

「信号が変わったのに走り出さない前の車にクラクションを鳴らしたら、10分ほどのろのろ蛇行運転された」(アルバイト・42歳)

あおり運転をする人は、“自分の方が上”という心理があるようで、クラクションや抜かしたりされることが引き金になってしまうことも多いようですね。

「外車に乗ったおじいさんにあおられました。私が車線変更をし、相手の車の前に入ってきたのが気に入らなかった様子。クラクションを鳴らしながら車間を詰めてきたり、すごいスピードで追い越し車線を走り私の車の前にギリギリで入ってきたりと、10分間ほど繰り返されました。子どもがいたので、ぶつけられて怪我でもしたら大変だと思いました」(40歳)

「私が妊娠中に夫の運転でドライブしていたら、後ろからバイクにあおられました。普段大人しい夫がイライラし、『目には目をや!』と、逆にあおり出しました。ぶつかったら妊娠中の私も赤ちゃんもどうなるかわかりません。そして、こちらも悪いことになります。本当に腹が立ちました」(会社員・40歳)

あおり運転に対して、あおり返すのは絶対にやめましょう。どちらが先かという問題ではなく、とても危険な行為です。自分自身が冷静でいられるように落ち着きましょう。

●あおられ続けてパニックに…!警察へ通報する余裕はある?

警視庁は「危険な運転者に追われるなどした場合は、サービスエリアやパーキングエリア等、交通事故に遭わない場所に避難して、ためらうことなく警察に110番通報を」としています。ドアや窓のロックを確認し、警察の到着を待つのがよさそうですが、非常時のとっさの判断や行動に不安を訴える声も。

「逃げられるなら逃げたい。怖くなってどうなるかわからないですが、されるがままになってしまいそう…」(主婦・41歳)

「警察にナンバー通報したいですが、運転中はメモできない。ドライブレコーダーは高そうだし。悩みます」(自営業・45歳)

あと意外に多かったのがスマホで画像や動画を撮影して証拠を残そうという作戦。しかし、興奮状態の人にむやみにスマホを向けると、更なる事態の悪化にも繋がりかねません。

●お金はかかるけれど、ドライブレコーダーの設置は抑止力になるかも


※写真はイメージです「通行人に、『はよ行け、ババア』と運転中の車内で毒を吐く友達。ドライブレコーダーを搭載した途端、『記録に残るかな?』あおり運転と誤解されるのをビビったようで言葉使いがマイルドになりました」(主婦・50歳)

最近では、360°カメラで、後ろからあおられたり、横から幅寄せされたり、前方で急停車されたりした場合でも、一部始終を録画できる高性能なドライブレコーダーも発売されています。「録画中」などのステッカーなどをはって搭載をアピールすることで、煽り運転そのものを抑止する効果も見込まれます。
いざというとき、事故の証拠にもなるドライブレコーダー。運転する場合の必要性がますます高まっているように感じました。

●こちらも危険!高齢者の「免許返納」についての記事です。
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