富士フイルムグループの富士ゼロックスは24日、ジェイアール東日本メカトロニクスが提供する交通系電子マネー対応のホールド型決済端末との連携で、「Suica」や「PASMO」などの交通系の非接触型ICカードでコピーやプリントサービスを利用できるシステムを業界で初めて開発し、本日から大学に代表される全国の文教市場向けに展開すると発表した。

 多くの大学では食堂、店舗、自動販売機での電子マネー利用などキャッシュレス化が進んでいるが、複合機でのコピーやプリントサービスは、いまだに現金や大学が配布する磁気プリペイドカードでの利用が主流となっている。そのため、学生は複数のカードを所持しなければならなかったり、大学側では集金やカードの在庫管理などの業務が別途発生するという課題があった。

 富士ゼロックスは今回、交通系電子マネーに対応した少額課金決済接続装置「Connection BOX 1 for EM」を開発し、それを同社製の複合機やプリンターに接続することで、SuicaやPASMOといったICカード定期券の交通系電子マネーの利用を可能にした。日常的に利用する通勤・通学定期券などで、食堂、店舗、自動販売機と同じようにコピー、プリントサービスを利用できるため、学生にとっての利便性向上はもちろん、キャンパスでのキャッシュレス化を促進し、集金やカードの在庫管理などの管理工数も不要になる。

 同社は今後も、対応可能な電子マネーを増やしていく予定。