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 女優で歌手の大竹しのぶ(68)が20日放送のNHK AM「大竹しのぶの“スピーカーズコーナー”」(水曜後9・00)に出演。天才女優ならではの役作りにおける“特殊体質”を明かす場面があった。

 2023年に芸能生活50周年を迎えた大竹のこれまでの歴史をサイコロで振り返る企画「サイコロ回顧録」を放送。大竹が37歳だった1994年を振り返った。

 この年はドラマ「ひとの不幸は蜜の味」「真昼の月 続・病院で死ぬということ」「きっとしあわせ」、舞台「野田版・国性爺合戦」などに出演。大竹は「子供がちっちゃかったから、そんなに忙しく仕事はしていなかったと思うんですけれども」としみじみ。その中で「真昼の月」を取り上げた。

 同作は役所広司を共演した作品だといい、大竹はがんを患い亡くなる女性を演じ、役所はその主治医を演じたという。「お医者様が忘れられない患者さんのことを書いている本がありまして。そこから来たドラマなんですけど」としつつ「先生に対して“好き”っていう気持ちも持っていたけれど、それを言葉にすることはなく、自分の命がどんどん消えていくのを感じながら、でもその残された時間の中で先生と2人で病室の中でなんか安らいだ時間を過ごせて幸せだなって思った感情とかも覚えていますね」と語った。

 さらに「不思議だったのは、身体が…」と続けた大竹。「私、お芝居をしてると、役によって自分の肉体が変化していくのが、それは役作りなのかちょっと分かんないんですけど、特殊体質なのかうまく言えないんですけど。“身体が死んでいく”って言うと変なんですけど、自分の細胞が1つずつ閉じていく感じが凄く(あった)。それはたぶん自分の想像の世界の中で命が消えていくことを想像したんだと思うんですけど、細胞が1つずつ働かなくなっていくのを身体で感じたんですね。“そうか、動かなくなっていくんだ”とか。たぶん想像していくことが自分の肉体で表現してたのを凄く覚えています」と話した。

 「役所さんとかやっぱり上手だし、凄い素敵な役者さんなので、本当に病院にいる、本当に私を患者として見てくれるっていうのが凄く自然にそこにいてくださった。ちょっと暗い病室で2人で乾杯したっていうのを今思い出しましたね」としみじみ。「凄いな、いろんな人生私演じてきてるんだなと思って、今ふわーっといろんなことを思い出しましたね」と懐かしんだ。