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 ◇ナ・リーグ カブス―フィリーズ(2026年4月15日 フィラデルフィア)

 カブス今永昇太投手(32)が15日(日本時間16日)、敵地でのフィリーズ戦に先発。6回3安打1失点、メジャー自己最多タイで毎回の11三振を奪う好投で、今季初勝利の権利を手にしてリリーフ陣に後を託した。

 強力打線を相手に、圧巻の奪三振ショーだった。初回、昨季のナ・リーグ首位打者で先頭のターナーに投じた2球目、92.3マイル(約148.5キロ)直球を完璧に捉えられ、中越えに先頭打者本塁打を被弾した。いきなりの失点となったが、今永は冷静だった。

 昨季、56本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打王に輝いた2番・シュワバーをスプリットで空振り三振。この回を最少失点で終えると2回以降は尻上がりに調子を上げた。3回には先頭打者弾を許したターナーを92.2マイル(約148.3キロ)直球で、続くシュワバーをスプリットで連続空振り三振。直球にスプリット、スライダー、シンカーなど持ち球を巧みに織り交ぜ、強打のフィリーズ打線に的を絞らせなかった。

 4回には1死から二塁打を許し、得点圏に走者を背負ったが5番・ソーサを空振り三振。リアルミュートを中飛に仕留めてピンチを脱出。5、6回も2つずつ三振を奪い、24年9月16日(同17日)アスレチック戦で記録した11奪三振に並ぶ、メジャーでの自己最多奪三振を記録。1947年4月15日に初の黒人選手としてデビューしたロビンソンの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」。背番号「42」を付けた今永が敵地のマウンドで躍動した。

 今季初登板となった3月29日(同30日)のナショナルズ戦は5回0/3を6安打4失点で黒星を喫したが、その後は状態を確実に上げてきた。ともに白星は付かなかったが、5日(同6日)ガーディアンズ戦は5回0/3を3安打1失点、10日(同11日)のパイレーツ戦では6回無安打無失点と完璧な投球を披露した。

 昨オフに球団側がFA選手に規定額で1年契約を求めるQOを受諾し、規定額の2202万5000ドル(約33億7000万円)でカブスに残留。勝負の年に今永が米国3年目の成長を示している。