坂東龍汰、北川景子の息子役で『花のれん』出演決定 「宝物のような体験でした」
3月8日に放送される北川景子主演のテレビ朝日ドラマプレミアム『花のれん』に坂東龍汰が出演することが決定した。
参考:坂東龍汰、幅広い活躍の裏に秘めた思い 「脇も主演も両方できる役者になっていきたい」
『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』『大地の子』などのベストセラー小説で知られる作家・山崎豊子。本作は、山崎の“生誕100年”を記念し、初期の代表作であり、直木賞受賞作でもある『花のれん』を、北川主演で完全ドラマ化するヒューマンドラマだ。明治~昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして道を切り拓いた稀代の女性興行師・河島多加の生涯を描く。
21歳のとき、大阪・船場の呉服店に嫁いだ主人公・多加。しかし、夫の河島吉三郎は遊び好きで怠け者。多加が息子の久男を抱えながら必死に商売を支えるも経営は傾く一方で、とうとう家を売るしかなくなるまでに窮迫する。それでも花街、寄席通いをやめようとしない夫を、多加は「そないに寄席や芸事が好きやったら、いっそのこと寄席でも商売にしはったらどうだす」と一喝。それをきっかけに吉三郎は場末の寄席小屋を買い、夫婦で寄席商売をはじめることに。ところが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。多加は亡き夫が遺した借金のため、より一層、寄席に注力。持ち前の根性と商才で小屋を拡大し、大阪の街に笑いというエネルギーを届けていく。そんな中、多加は窮地を救ってくれた男性客・伊藤友衛に淡い恋心を抱くことになる。
最後のメインキャストとして発表された坂東は、主人公・河島多加(北川景子)の息子・久男役で出演。多加は日興行師として、女性の新たな生き方を切り拓いた先駆者ともいえる存在だが、同時にひとり息子の子育てに苦悩する母としての顔も持ち、劇中では“親子の確執”も色濃く描かれる。寄席に命をかける多加は忙しさのあまり息子と過ごす時間が取れず、久男は寂しさから母に反発。お互い深い愛情を抱きながらも心は離れていき、すれ違う母子にやがて戦争という試練が襲いかかる。
坂東は、母に対して複雑な思いを抱える息子を演じるにあたり「久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました」と役作りを明かす。
北川と坂東は今回が初共演となったが、北川は「坂東くんが感じたとおりに自由に演じてほしい」と語り、親子の感情が交錯するシーンを2人で作り上げたという。坂東はそんな北川との撮影を振り返り、「とてもしなやかで美しく温かい方です」と印象を語るとともに「一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした」とコメントした。
また、本作の“劇中ナレーション(語り)”を、『大下容子ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)で知られ、2024年に北川とともに第32回橋田賞に選出されたという“縁”もある大下容子アナウンサーが務めることも決定。2017年放送の『トットちゃん!』(テレビ朝日系)でもナレーションを務めた大下が、多加の激動の人生を温かく照らしていく。
坂東龍汰(河島久男役)コメント
山崎豊子先生の生誕100年作品に関わらせていただき、とても光栄でした。僕が演じた久男は、北川景子さん演じる河島多加の息子です。久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました。今回は関西弁でのセリフだったのでイントネーションを現場で皆さんに教えていただいたり、何度も耳で聞いたりして体に擦り込みました。北川さんとは今回初めてご一緒させていただきました。とてもしなやかで美しく温かい方です。一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした。“お母はん”が力強く生きた激動の人生を放送で見るのが、僕もとても楽しみです。(文=リアルサウンド編集部)

