Amazonの領収書をまとめて表示・印刷! これは便利すぎるChrome拡張機能

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コロナ禍で巣ごもり生活が長引き、飲食店などでは客足が遠のいている中、絶好調なのがネットで買い物ができるネット通販だ。

その代表といえばAmazonだが、増えた通販での購入商品を経費で落とすなら領収書が必要になる。
ところが購入商品が多い場合、Amazonの標準機能ではけっこう面倒な作業となる。

今回は、この問題を解決し、Amazon の領収書を一括印刷できるChrome拡張機能を紹介する。


●Amazonで購入した商品の領収書を印刷するには?
筆者はフリーランスのライターだが、Amazonを利用してさまざまなモノを購入している。
それこそ、Kindleで読むために『鬼滅の刃』も購入するし、仕事で使うモバイルバッテリーや資料用の書籍も購入する。

コロナ禍で自宅にいる時間が長くなり、食品や衣料などの日用品の購入が増えたという人も多いだろう。

そこで問題になるのが領収書だ。
筆者のようなフリーランスの場合、年に一度、確定申告をしなければならない。
そのため、経費を算出するため、仕事用に購入した物品・サービスの領収書をしっかり管理することが必要になる。

もちろん、一般の会社員でも、仕事で必要になったモノをAmazonで購入することはある。
その場合、会社に経費として申請するためには、領収書が必要になる。

Amazonで領収書を印刷する方法は、注文履歴のページから行うことができる。
・購入した製品の一覧表示から、各商品の右上にある「領収書等」をクリック
・メニューの「領収書/購入明細書」をクリック
これで領収書が表示される。
あとは、このページを印刷すればいい。

ただし、領収書をまとめて印刷する機能は用意されていない。
このため、購入した商品を1つ1つ確認、領収書のページを表示させて、印刷する。
これを繰り返さないといけない。
購入した商品が多いと、とてもたいへん面倒な作業になる。


右上の「注文履歴」をクリックすると、購入した製品が一覧表示される。



「領収書等」をクリックし、メニューの「領収書/購入明細書」をクリックする。



商品の領収書のページが表示される。これを印刷して利用するのが、通常の使い方になる。



●Amazonの領収書を一括印刷できる「アマゾン注文履歴フィルタ」
この問題を一気に解決できるツールが、Chrome拡張機能の「アマゾン注文履歴フィルタ」だ。

利用するには、記事末の拡張機能のページでインストールするだけだ。
これで、Amazonの注文履歴のページを表示したとき、商品一覧の上に次のようなフォームが追加される。


商品一覧の上に専用のフォームが追加される。


フォームでは条件を設定して商品を絞り込む。
たとえば、2020年に購入した商品を絞り込むなら、
・左上のリストで「2020年」を選ぶ
・[対象月選択]で「全て」を選択する
・右側に「デジタル」と「デジタル以外」の商品数が表示される
・それぞれ[領収書印刷用画面]をクリックする
・アカウント確認のパスワード入力後、領収書のページが表示される

あとは、このページを印刷すれば、複数の領収書をまとめて印刷可能だ。
なお、紙に印刷するのではなく、PDFファイルに出力しておけば、データとして管理ができる。そして、いつでも印刷できるので便利だろう。


まずは「2020年」を選ぶ。



[対象月選択]で「全て」を選択する。



デジタルとデジタル以外の商品数が表示されたら、それぞれの右側にある[領収書印刷用画面]のボタンをクリックする。なお、「デジタル」とはKindle用書籍などのデジタルデータの商品のことだ。



アカウント確認のパスワード入力後、領収書のページが表示される。複数の領収書がまとめて表示される。



印刷を実行すれば、複数の領収書をまとめて印刷可能。


なお、フォームでは特定のキーワードや注文番号で商品を絞り込むこともできる。
デジタルだけ、デジタル以外などの条件も設定できるので、特定の領収書が必要になったときに便利だ。

また、領収書のページでは、
右上の[宛名変更]と[注目履歴CSV(参考用)ダウンロード]の2つのボタンも用意される。
[宛名変更]をクリックすれば、各領収書右上の「○○様」の欄に宛名を設定できる。

[注目履歴CSV(参考用)ダウンロード]をクリックすれば、注文履歴データをCSVファイルとしてダウンロードできる。
CSVファイルで出力しておけば、Excelで読み込んで加工・分析したい場合はもちろん、企業などの業務システムでデータを取り込む場合にも重宝するだろう。

本ツールは、領収書をまとめて印刷したいなら間違いなくおすすめのツールだ。
また、さまざまな条件で購入した商品を一覧表示できるので、自分の購入履歴を確認するのにも使える。
インストール/アンインストールも簡単なので、一度、試してみてはいかがだろうか。


領収書のページでは、右上に[宛名変更]と[注目履歴CSV(参考用)ダウンロード]の2つのボタンが用意される。[宛名変更]をクリックすると領収書の宛名を設定できる。



各領収書の右上に宛名が設定される。



ダウンロードしたCSVファイルはExcel等に読み込んで活用できる。


アマゾン注文履歴フィルタ


井上健語(フリーランスライター)