ゴールパフォーマンス後にイエローカードを提示されたヴィニシウス。(7番)(C)Getty Images

写真拡大

 元オランダ代表MFのウェズレイ・スナイデル氏が、チャンピオンズリーグ(CL)で発生した騒動に言及した。現地2月18日、オランダメディア『VP』が伝えている。

 17日に開催されたCLのノックアウトフェーズ・プレーオフ第1レグで、レアル・マドリーは敵地でベンフィカと対戦。1−0で勝利した。

 この一戦では、ベンフィカの選手に人種差別発言の疑惑が浮上。それが起きたのが、マドリーの先制直後のシーンだ。

 50分にヴィニシウス・ジュニオールが得点を奪い、コーナーフラッグの近くでゴールセレブレーションを披露。すると、ベンフィカの選手やサポーターの反感を買ったか。怒りを露わにした相手選手と、小競り合いに発展した。
 
 その後、ヴィニシウスはイエローカードを受けたが、ここで事態は収束せず。ベンフィカのアルゼンチン代表FWジャンルカ・プレスティアンニから人種差別的な発言を受けたと主審に猛アピールし、試合は10分程度中断した。

 プレスティアンニが人種差別的な発言をしたとは現時点で確認されていないものの、現地映像で、着用しているシャツで口元を隠し、ヴィニシウスに向かって口を動かしているようなシーンが写っていた。

 マドリーの公式サイトによれば、試合後にキリアン・エムバペは一連の出来事を次のように振り返り、非難した。

「ベンフィカの25番の選手。名前は言いたくないし、言う価値もないが、ヴィニ(ヴィニシウス)に悪口を言い始めた。許せない行為だが、起きたことは起きた。彼はシャツを上げて『ヴィニは猿だ』と5回叫んだ。僕はそれを聞いたし、ベンフィカの選手たちも聞いている。この時点で、目撃されたすべての騒動が始まった」

『VP』によると、このアルゼンチン代表FWの行為を、かつてマドリーでもプレーしたスナイデル氏が非難した。

「シャツを鼻まで覆うべきではない。堂々と言うべきだ。今なおこうした事態が起きる現状は、非常に恥ずべきことだ」

 さらに「もし、私が彼(プレスティアンニ)のチームメイトなら今ごろ激怒している。この件はそう簡単に終わるものではない。彼のチームメイトたちも、ヴィニシウスが作り話をしているわけではないのを確信しているはずだ」と語った。

 最後に「プレスティアンニの目には、恐怖も見えた。彼は非常に大きな過ちを犯したと自覚しているのが見て取れた。この件は、まだ余波があるだろう」とし、「プレスティアンニが内部で認めるなら、選手たちとはもう一緒にプレーできないだろう。そうなれば制裁は1つしかない。彼を追放させなければならない。認めたりしないだろうけどね」と締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】騒動の発端となったヴィニシウスのゴール&ダンスセレブレーション