“悪質”肘打ちで一発退場、224cm男を監督擁護 出場停止なら「馬鹿げている」審判の非を主張【NBA】
NBAプレーオフ
米プロバスケットボール(NBA)は10日(日本時間11日)、プレーオフ西地区準決勝の第4戦がターゲット・センターで行われ、ティンバーウルブズが114-109で勝利。通算2勝2敗となった。敗れたスパーズはスター選手、ビクター・ウェンバンヤマがまさかの一発退場に。相手に“肘打ち”を食らわせたシーンに衝撃が走ったが、ミッチ・ジョンソンヘッドコーチ(HC)はウェンバンヤマを擁護。「もし守ってもらえないのなら、自分で自分を守らざるを得なくなる」と審判に疑問を呈した。
問題のシーンは第2クォーターだった。リバウンドを掴んだウェンバンヤマが相手選手との接触に苛立ったのか、ナズ・リードに肘打ちを食らわせた。右肘がまともに首元に入り、場内からは悲鳴が上がった。ビデオ判定もなされ、ウェンバンヤマは「フラグラント2」のファウルで即座に退場となった。NBA公式サイトによると、キャリア初の退場だという。
スパーズ公式YouTubeでは、試合後に会見したジョンソンHCの映像が公開された。「彼に対して相手が仕掛けてくるフィジカルなプレーの激しさを考えれば、ある程度は自分で自分を守らなければならない」と主張。「すべてのプレーにおいて、コートのあらゆる場所で、相手は彼に対してフィジカルを押し付けようとしてくる。我々チームも私自身も、それは理解している。それはゲームの一部だからだ」と、身長224センチと圧倒的な高さを誇るウェンバンヤマに対応する相手のプレーには理解を示した。
ジョンソンHCは「彼(ウェンバンヤマ)は投げ飛ばされたり、トランジションでフリーで走っている時に押し倒されたり、ありとあらゆることをされている。それでも彼はただの一度も文句を言わない。我々も文句は言わない。ただプレーし続けるだけで、そんなことは気にしていないからだ」ともコメント。「だが、どこかの時点で彼は(審判によって)守られるべきだ。もし守ってもらえないのなら、自分で自分を守らざるを得なくなる。そして残念ながら、今回のようなことが起きてしまうのだ」と、肘打ちに至るまでのレフェリーの判断に疑問を呈した。
8日(同9日)の第3戦では39得点、15リバウンド、5ブロックの大活躍を見せていた。ウェンバンヤマを早々に欠いたスパーズはこの試合に敗れた。ジョンソンHCは、肘打ちによってウェンバンヤマが出場停止になる可能性はあると思うか聞かれ「ないと思う」と断言。「そこに悪意は全くなかった。審判はプレーの結果(相手が倒れたという事実など)を見てあの判定を下した。それはそれで受け入れるが、その上にさらなる処分が科されるようなことがあれば、馬鹿げていると思う」と主張した。
(THE ANSWER編集部)
