【地方競馬】「兄と一緒に走りたい」 塚本直之さんは落馬事故で死去の兄・雄大さん追いかけ高知へ「兄がやりたかった自厩舎の馬で重賞制覇を」
今月4日にデビュー予定の高知競馬の塚本直之(18)は、金沢所属の甲賀弘隆騎手(旧姓・塚本)、高知所属だった雄大さん、岩手所属の涼人騎手、名古屋所属の征吾騎手を兄に持つ、塚本5兄弟の末っ子。次男の雄大さんが24年3月の落馬事故で死去してから2年、兄と同じ高知・目迫大輔厩舎からデビューを果たす。
当初は兄弟とかぶらない笠松所属を希望していたというが、「雄大が見て後押ししてくれると考えて、一緒に走りたいなという気持ちがあった」と、自ら高知所属を志願。勝負服も雄大さんが使用していた柄に厩舎カラーの緑色を合わせた胴緑、黄二本輪、袖黄一本輪。「兄がやりたかった自厩舎の馬で重賞制覇をしたい」と亡き兄の夢を受け継いだ。
高知には2度訪問。雄大さんに地元の有名店「浜心うどん」や、坂本龍馬の銅像がある景勝地・桂浜に連れて行ってもらったとうれしそうに話す。優しかった兄との思い出を「忙しい時間を削って遊んでくれました」と述懐。乗馬未経験から騎手になる夢をかなえた末っ子は、「一鞍一鞍大切に乗ります。任された内容以上の結果を出せるように」と気合十分。高知で兄が描いた夢を追いかける。
