千切豹馬役・斉藤壮馬さん

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TVアニメ『ブルーロック』が、ついに2022年10月から毎週土曜日25時30分よりテレビ朝日系全国ネット ”NUMAnimation枠” にて放送中!

本作は、日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合が ”ブルーロック(青い監獄)” プロジェクトを計画するところから物語が始まる。集められたのは300人の高校生、そして全員FW(フォワード)。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは──?

今回は個性的なメンバーの中でもクールでマイペースな美少年・千切豹馬(ちぎりひょうま)役を演じる斉藤壮馬さんに、キャラクターや共演者の印象、さらには斉藤さんが「青春だった」と話す学生時代のエピソードまで、たっぷりと語っていただきました!

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【千切とは友人として仲良くなれそう】

――千切豹馬役で出演が決まったときのお気持ちは?

斉藤 「千切が一番やりたいな」と思っていたので、すごく嬉しかったです。僕はオーディションを受ける際に原作を拝読したのですが、彼は他のキャラクターと違って、最初はブルーロックに対する熱量がそれほど高くないんです。そんな彼にも、また昔のようにサッカーに熱くなれる瞬間が訪れるのですが、そのシーンを原作で読んだときに「このキャラクターの声を担当したい!」と強く思いました。

――千切に共感する部分はありますか?

斉藤 僕も中学生くらいまでは足が速かったので、千切がスピードを自分の最も優れた武器だと考えているところや、スピードで全員をぶち抜いていく快感みたいなものは、すごく分かるなと思いました。

――斉藤さんから見た千切の印象は?

斉藤 曲者揃いの『ブルーロック』において、わりと常識的な感性を持っていると思います。友人として仲良くなれそうな人だなと感じましたね。
原作で買い物に行くシーンがあるのですが、一緒に買い物に行ったら楽しそうだなと思いました。「普段どういうケアをしているのか」といった、美容関係の話もぜひ聞いてみたいですね。

――そんな千切を演じる上で意識したことを教えて下さい。

斉藤 千切は作中で「お嬢」と呼ばれていて、顔も綺麗なのですが、制作サイドのイメージ的には「中性的なキャラクター」という感じではないのかなと思っていて。僕自身も最初のオーディションのときから、無理やり声を高く作るといったことはしておらず、シャープな印象のお芝居になるように意識しました。


【玲王と同じように、自分も器用貧乏だと感じることがあった】

――共演者の方の印象は?

斉藤 主人公の潔世一(いさぎよいち)役・浦和希(うらかずき)くんは、とにかく朗らかで、ハキハキとしていて、非常に気持ちのいい方なんです。座長としてはもちろん、人間としても素敵な方だなと思っています。
一度、浦くんが別日で収録することがあったのですが、僕が行くと音響監督さんたちが「浦くんの大きな声が聞こえないと寂しいなぁ……」と話していて、”浦ロス” になっていたんです。そのときに改めて、彼の明るくポジティブなエネルギーが現場をすごくいい雰囲気にしていることを感じましたね。

収録の際の印象は、國神錬介(くにがみれんすけ)役の小野友樹さんと浦くんが一緒になって、現場を明るくしてくれている感じでした。逆に、蜂楽廻(ばちらめぐる)役の海渡翼(かいとたすく)くんは、穏やかに一歩退いて見守ってくれている感じでしたね。

本当はこういう状況下でなければ大人数で収録するとより熱量も高まるような作品だと思うのですが、分散収録の中でもすごく気合が入った収録になったと思います。

――収録していて印象的だったキャラクターは誰ですか?

斉藤 やっぱり絵心甚八(えごじんぱち)さんですかね。
裏主人公のような立ち位置の非常に重要なキャラクターで、彼の説得力がとても大事になってくるのですが、神谷(浩史)さんのお芝居が本当に素晴らしく、我々選手陣も気を引き締めて毎話の収録に臨めました。

――斉藤さんに一番近いキャラクターは誰ですか?

斉藤 御影玲王(みかげれお)ですかね。もちろん彼ほど裕福な家庭で育ってきたわけではないのですが、僕も子供の頃から自分が器用貧乏だと感じることがあって。玲王はサッカープレーヤーとしても全ての能力に秀でている一方で、突出したオンリーワンの武器がないというところにすごく共感しました。何でも器用にできるけれど、本当に才能がある人や、本当に努力を続けてきた人には勝てないというところが、人間くさくて好きですね。

今回アニメでどこまで描かれるか分かりませんが、原作で玲王が『ブルーロック』という環境の中で変化や成長していくエピソードには、個人的にグッときました。

――では、斉藤さんが「こんな風になれたらいいな」と憧れるキャラクターはいますか?

斉藤 原作からになりますが、士道龍聖(しどうりゅうせい)かな。彼は本当に何をするか予測できない選手なんですよね。でも、人間的にというよりは、その異質な存在感に惹かれますね。

これからどんどんAIが発達してくると思うので、サッカーのみならず、芸術的な表現なんかもすごく難しくなってくると思うんです。なので、今後はお芝居も再現の不可能性とか、予測の不可能性とかが大事になってくると考えていて。
今ってボイスロイドとかもすごいんですよ! すでに癖があるんですよね。でも、ボイスロイドが文章を自分で生み出して、コントロールするということはまだできないし、言いよどみや声のかすれ、言い間違いや変な間といった、二度はできないものを表現するのは難しい。そういった部分がこれから芝居としても重要になってくると思うんです。

士道はある意味アーティスティックな人だと思うので、ピッチの上で芸術家として誰にも予測ができない表現を繰り出していく姿は憧れますね。

――映像をご覧になった感想をお願いします。

斉藤 大画面で見たくなるような絵作りだなと思いました。僕もまだデータで頂いただけなので、タブレットやスマートフォンの画面でしか見ていないのですが、皆さんも環境が許す限り、ぜひ大きいスクリーンや良い音響でこの世界観を堪能してほしいなと思います。


【斉藤さんが学生時代に夢中だったことは?】

――本作にちなみまして、斉藤さんの「エゴい」部分を教えてください。

斉藤 『ブルーロック』の面々ほどではないですが、わりと自分もエゴい部分があるというか、頑なな性格だと思っていて。姓名判断や占いをすると、だいたい「頑固」って出るんですよ。たとえば、子供の頃工作では「自分はこれが作りたい!」というのが明確にあるタイプで、それを作り終えないと気がすまないみたいなところがありました。

今は声優業に出会って「柔軟さ」の大切さを理解できたのですが、いまだに「今日は絶対にお寿司が食べたい」と思ったら、何としても叶えようとしますね(笑)。

――『ブルーロック』のキャラクターたちがサッカーに打ち込んでいるように、斉藤さんが学生時代に夢中になっていたものを教えてください。

斉藤 学生時代は、いろいろなものに夢中になってきましたね。小学生の頃なんかは、休み時間にサッカーやドッジボール、放課後にカードゲーム……と何にでも夢中になっていました。

でもこの質問で一番に思い浮かぶのは、やっぱりバンドですね。中学、高校と趣味でバンドをやってきたのですが、その当時はミュージシャンか作家になりたいと思っていました。ですが、「ミュージシャンとして成り上がってやるぜ!」という感じではなく、「素晴らしい音源を作って演奏したい」という気持ちが大きかったので、学生時代は自分で曲を書いて、歌って、演奏して……ということを純粋に楽しんでいましたね。

――曲を生み出すことに夢中だったんですね。

斉藤 はい。高校のときはギター、ボーカル、ベース、ドラムは打ち込みでやっていて、ライブで絶対にできないような音をいっぱい作ることが楽しかったです。
ギター担当の子のおじさんの倉庫によく集まって、バンドのメンバーと多重録音したりしていたのが、今振り返るとすごく青春だったなと思います。

――最後に、本作を心待ちにしているファンの方にメッセージをお願いします。

斉藤 原作ファンの方には「やっとお届けできます!」と胸を張って言えるクオリティに仕上がっていますし、アニメで初めて作品に触れる方にも、いい意味で突き抜けた他に類を見ない作品となっておりますので、満足していただけると思います。

背中を押してくれたり、癒やしをくれたりする作品というよりは、刺激に飢えている方にピッタリの非常に濃い味付けの作品となっておりますので、毎日何か物足りないと思っている方に、ぜひ堪能してもらいたいですね。絶対に観て損はさせないと確信しております!

原作共々、アニメ『ブルーロック』も何卒よろしくお願いいたします!

(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会