【閏】って読める?読めない!「読みたい漢字ファイル」vol.26

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その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。

今回は、嵐にいそうなこちらから。

「閏」、門がまえの中に王様の王です。想像するに、ロワイヤルな漢字ですよね。

どこかで見た漢字だな、という人。身近にこの漢字を使ったお名前の方がいますか?あの嵐の松潤も… ってあれ?「潤」にはさんずいがついているんですね。

というわけで「閏≠潤」です。

でも今年、きっとどこかで見たことがあると思うんです。今年でなければ2016年頃にもきっと…

この「閏」、字の成り立ちを知ればきっと読み方のヒントになるはずなので先に説明します。

その昔中国の王が、当時の「閏月」には門の中にこもったという行事からできた漢字です。「門」の中に「王」の字を入れて、そのことを表したのだそうです。

というか、「閏月」? 「閏月」ってなんでしょう。

昔の中国では、今のような「閏年」のシステムではなく、約3年に1回、1ヶ月分を余分に入れて「閏月」として、暦を調整していたそうです。

さあ、これでわかりましたね?

正解は…

 

【閏=うるう】です。



「閏」の字に見覚えがなくても、「閏年」と「年」がついて熟語になれば、なんとなく想像がつくんですけれど。

「閏」は、暦と季節のずれを調整するという意味だそうで、そこに「年」がつけば「閏年=うるうどし」、「月」がつけば「閏月」。秒単位で調整する「閏秒」というものもありますね。

2020年、閏年、366日ある今年。2月29日は皆さん無事過ごせましたか? その日の朝まで、もう3月だと思っていたという人はいませんでしょうか。


では二問目です。



門がまえつながりです。
遠目からみると、メガネをかけて笑っている顔文字のようにも見えますね。「こんな漢字あったの?」と驚きませんか?

書くのは簡単なんですけど、読み方となるとまったく想像もつきません。

だいたいがこの漢字、今はほぼ使われなくなったあるものを指しているんです。おそらくよほどの歴女か、由緒正しい和風建築のおうちに生まれ育った人以外、あまり記憶にないかもしれません。

でも、その「もの」が分かれば、まさにぴったり。「閂」ってある意味絵文字なんじゃない?と思うほど、そのまんまの漢字です。


ちなみにこんな感じの門に使われるものですよ!


わかりましたか?

正解は…

 

【閂=かんぬき】です。


この横棒が「閂」です。

「閂」は、左右の扉に渡して鍵をかけるための棒のことです。
日本でも海外でも、いまは古いお城などでしか見ることはないでしょうね。

ちなみに同じ門がまえの漢字「開(く)、開(ける)」は、この「閂」の横棒に、両手を添えて「門を開ける」動作からできたのだそうです。

「門」がまえグループの漢字には、こういったストーリーのあるものが多く、難読系も身近な漢字も、その成り立ちを調べてみると面白そうですね。

それでは次回をお楽しみに…


まとめ/伊波裕子


こっちは読める?
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