贅の限りを尽くしたインテリアに極上のベッド、うっとりするほどなめらかな肌触りのシーツ……。

洗練を極めた東京のラグジュアリーホテルは、上質を知る大人の男と女が日常から逃避行し、愛を深めるのに相応しい舞台。

高層階のスイートルームに美女と逢瀬を重ねているのは……東野幸治!?




東野幸治さん、東カレ的デートはいかがでしたか?

「僕が雑誌好きなので、マネージャーが楽屋に何冊か置いといてくれるんです。その中に『東京カレンダー』があって、ええ店あるかなあと軽い気持ちで手に取ると、なんか様子がおかしい。

だってそうでしょ。食のことがあんまり載ってなくて、キラキラした男女のデート写真ばかりなんだから。こんなのあるか〜い!って叫びたくなりますわ(笑)。

でも、その写真に丁寧にキャッチコピーが付いていて、虚構なのか現実なのかわからなくなるのがまた面白い。完全にハマりました」



すべてはここから始まった。2019年3月号、田中みな実さんが表紙を飾った一冊



2019年3月号のカバーストーリーを手始めにインスタ上で「東京カレンダー」イジりを重ねていた東野幸治さん


そんな東野さんに、東カレの世界をご自身の肌で感じてもらおうと、今回は「シャングリ・ラ ホテル 東京」のスイートルームで女性と愛を深める男を演じてもらった。

そう、今年3月号の田中みな実さんによるカバーストーリーの再現だ。

「相手のモデルさんに上手くリードしていただいたおかげで、僕も一人前の男になれました(笑)」



丈感から爪先まで抜かりなくチェックを


「それはさておき、東京で幸せな体験をしようとすると大変ですね。

いつだったかヨメと食事に出掛けたら、僕の普段着があまりにダサく、なおかつ僕だとわからなかったのか、お店の方に『お一人、1万8,000円しますけど、大丈夫ですか?』って心配されて。

そのとき思ったんです。東京で高級な場所に行く時は、ちゃんと?ええかっこ〞せなあかんなって」




たしかに、東京人に比べて大阪人は格好つけるのが苦手かもしれない。そんな東野さんも、東京に進出してからは見栄を張る時期があったとか。

「40代前半ぐらいまではいい車に乗りたい、いい時計したいって鼻息荒かった気がします。そういう時期は絶対に必要ですよ。

東京カレンダーを読んでいると、〈超一流の高級和食で感じる優越〉みたいなタイトルあるでしょ。あれ、的を得ています。他人より恵まれていたいという欲望が人を大きくすることもありますから。

吉本の後輩芸人らは、車なんてシェアすればええて思うみたいやけど、僕は言いたいですね。今こそ超肉食でがっつきなさいって」


実はギラギラしていない大人!?東野幸治の本音




そうした時期を通過し、現在、52歳の東野幸治さんは登山や神社仏閣を巡る楽しさに目覚めたという。

「そんなの何がおもろいねんって思っていましたけど、わかる年齢になってきました。最近は青空を眺めるだけでしみじみしますもん」

そのコメントを聞いて、「『東京カレンダー』とは真逆の感じですね」と率直な感想を漏らすと、東野さんは「そうなんですよ」と言って、こちらにぐいっと身を乗り出した。

「『東京カレンダー』は落ち着き始めた自分のお尻をペンペンしてくれる存在。だから、頑張ってほしいんです。忘れかけていたギラギラした世界を覗けるのは、ありがたい!」



都内でも有数の広さを誇るエレガントなゲストルームからは東京の大パノラマを堪能することができる。ロマンチックなシーンのお約束、苺とシャンパンの組み合わせも映える



東京駅に隣接してそびえ立つビルに位置する、東京屈指の最高級ホテル「シャングリ・ラ ホテル 東京」。ひとたび館内に足を踏み入れれば、都会の喧騒を忘れ、最上級の非日常感にどっぷりと浸れる




最後に東野さんに「何かやってほしい企画は?」と聞いてみた。

「ぜひ、東京カレンダー専属の脇役モデルにしてください!今日の撮影で学んだノウハウを糧にして、今度は僕が相手の女性モデルさんの笑顔を引き出します。お願いします!」

冗談に違いないのだが、ありえるかもと、現場を笑いの渦に巻き込むあたり、さすが芸人である。



いつか実現するか?!幻のCOVERはこちら



撮影当日は東野さんの52歳のバースデー!照れつつも最後はきっちりキメる東野さんのプロ魂にスタッフ一同感動し、勢い込んでダミー表紙を製作。タイトルはまさにそのものズバリ




■プロフィール
東野幸治 1967年生まれ。兵庫県出身。’85年に吉本興業の新人オーディションを受けて合格し、芸人に。日本テレビ『行列のできる法律相談所』『東野・岡村の旅猿〜プライベートでごめんなさい〜』、フジテレビ『ワイドナショー』などレギュラー番組多数

■衣装
【東野さん】スーツ¥110,000〈ブリッラ ペル イル グスト〉、シャツ¥28,000〈バグッタ〉、タイ¥14,000〈マイケル J.ドレイクス〉、ベルト¥16,000〈アンダーソンズ/すべてビームス 六本木ヒルズ TEL:03-5775-1623〉、時計¥1,760,000〈ゼニス TEL:03-5524-6420〉
【女性】ニット¥25,000、スカート¥20,000〈ともにソブ〉、ピアス¥6,000〈ダブルスタンダードクロージング/すべてフィルム TEL:03-5413-4141〉