カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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13日は14奪三振&18日は球団新含む13奪三振、カブス史上6人目の217奪三振

 17日(日本時間18日)の本拠地レッズ戦で7敗目を喫したカブスダルビッシュ有投手。カブスはここから4連敗となり、プレーオフ進出に黄信号が灯っている。シーズン残りは8試合。ダルビッシュはあと2試合に登板予定で、チームを勝利に導く投球に期待がかかる。

 7回6安打4失点という結果だったレッズ戦では、球団新記録となる8連続三振を含む13個の三振を奪い、圧巻の“奪三振ショー”も演じていた。初回にいきなり3点を失ったダルビッシュだったが、圧巻だったのは2回1死からの投球。投手のグレイを見逃し三振に仕留めると、そこから怒涛の8者連続三振。4回まで12個のアウトのうち、11個の三振を奪う圧倒的な投球を展開した。

 ダルビッシュは前回登板の12日(同13日)敵地パドレス戦でも6回を投げて2安打無失点、14三振を奪取。2試合続けての奪三振ショーが米メディアの間でも話題となっていた。

 今季、ダルビッシュの奪三振数は「217」となっているが、これはカブス史上6人目だという。MLB公式サイトのジョーダン・バスティアン記者はツイッターで「ユウ・ダルビッシュは、今シーズンここまで217の三振を奪っている。これが、1900年以降、1シーズンで、少なくともこの数字に達したカブスの投手のリストである」と紹介。ダルビッシュの前にはファーガソン・ジェンキンス (5回)、ケリー・ウッド(4回)、トム・ヒューズ(1回)、マーク・プライアー(1回)、ジェイク・アリエッタ(1回)が到達していることを伝えた。

 さらに、「MLBランダムスタッツ」のジェレミー・フランク氏は、ダルビッシュが8者連続三振を奪ったレッズ戦の4回終了時点に「ユウ・ダルビッシュは、彼が投げた直近の9イニングで24三振を奪った。それぞれのイニングで見ると……」として、パドレス戦の2回からの9イニングの奪三振数の一覧をツイッターに載せている。

「3三振、2三振、2三振、3三振、3三振、3三振、2三振、3三振、3三振」

 アウトの89%が三振とあって、その内容はまさに驚異的。プレーオフ進出を目指すカブスは苦戦が続いているが、ダルビッシュにはチームを救うピッチングに期待したいところだ。(Full-Count編集部)