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 ◇交流戦 ソフトバンク4―2広島(2026年5月30日 みずほPayPay

 ソフトバンクは対広島、節目の50勝に到達した。1―2の3回、柳田悠岐外野手(37)が同点の7号ソロを放つと、近藤健介外野手(32)が6回1死二、三塁で決勝の左前適時打を放った。チームは3連勝で、3カード連続の勝ち越し。本拠地での広島戦は2018年に敗れて以降、2分けを挟んで9連勝だ。交流戦で球団別通算50勝到達は12球団で初。得意の交流戦、得意の広島相手に5月を締めくくる。

 鷹が鋭い爪でコイに襲いかかる。19年以降、福岡では広島に負け知らずだ。この日、1―2とリードされた展開に待ったをかけたのは広島出身の柳田の“説明不能弾”。無心のまま打ったようだ。

 「どうやって打ったかは、分かりません。思い切り振ろう。それ一本でしたね。とにかく思い切ってスイングをした結果、当たって、あそこまで飛んで、走っていましたね」

 1―2の3回2死、カウント2―2から森下の浮いたチェンジアップを捉える。飛距離125メートルの打球は左中間ホームランテラス席へ24日の日本ハム戦以来5試合ぶりの7号同点ソロとなった。交流戦の対広島は通算打率・369、5本塁打、20打点。チームとともに好相性を示した。

 決めたのは近藤だ。「丁寧に逆方向に、って感じですかね。知らない相手なので受け身にならずスイングを仕掛けることを意識しています」。2―2の6回1死二、三塁、左腕・塹江の外角直球を流し打ちし、決勝の左前適時打とした。この男もまた、通算打率・333、5本塁打、15打点と広島キラーだ。

 18年6月17日に敗れて以降、本拠地の広島戦は11戦負けなしの9連勝となった。対広島は50勝目。交流戦でこの節目に到達するのは12球団初の快挙で通算50勝20敗6分けで勝率は驚異の・714と、過去9度の交流戦Vの強さを示す数字だ。柳田は「いや、さすがに僕が応援していた頃の選手はいないのでね」とかつての憧れはリセットし、打席に立つ。それもまた、結果につながる要因だろう。

 小久保監督も「あそこで本塁打が出ればという場面だった。追い込まれたけど逆方向に。まだ打球が若いですね。近藤も軽打で1点をもぎとった」と主軸2人に最敬礼する。チームは3連勝で貯金4。交流戦2カード連続勝ち越しを決めた。

 5月は得意の広島戦で終わる。本拠地では4月18日オリックス戦以来となる左翼を守った37歳の背番号9は言った。「しっかりトレーニングして規則正しく、ご飯いっぱい食べて寝ます」。連勝を伸ばし続ける意気込みだ。

 (井上 満夫)