鶏肉高騰で具材が小エビに…人気弁当が20年ぶり変更へ 外食や食卓にも変化
「崎陽軒」で人気のチャーハン弁当が、鶏肉高騰の影響で20年ぶりにメニューを変更する事態となりました。鶏肉に加えたまごの価格も高止まりとなっているいま、食卓の定番の丼にも変化がでています。
■鶏肉高騰で具材が小エビに 人気弁当が20年ぶり変更へ
ゴールデンウイーク。旅のお供の定番といえば、横浜名物「崎陽軒」の駅弁。定番の「シウマイ弁当」のほか、鶏のチリソースが入った「横濱チャーハン」も半世紀以上の“ロングセラー”です。
news every.
「ゴールデンウイーク、駅弁を買う方でしょうか。お店の前はにぎわっています」
しかし、この「横濱チャーハン」が2006年以来、20年ぶりに変更となるのです。
――鶏肉のチリソースが小エビのチリソースに変わる
「そうなんですね。きょう買っといたらよかったな」
来月1日から、「鶏のチリソース」が「小エビのチリソース」にかわり、それに伴い、チャーハンのトッピングのエビがなくなるのです。
崎陽軒広報・販売促進部 小篠ゆうさん
「鳥インフルエンザがあったり、世界的な需要をふまえて(価格が)少し上がってきています。(鶏の)チリソースが食べたいがゆえに、このお弁当を選んでいたお客さまもいらっしゃるのですが、お客さまには申し訳ないのですけれども、ご理解いただければと」
理由は、鶏肉の価格高騰。価格を890円に据え置くため、やむなくメニューの変更に踏み切ったということです。
横濱チャーハン3個購入した男性
「鶏がエビになっちゃうって、鶏とエビどっちがいい?」
子ども
「鶏」
横濱チャーハン3個購入した男性
「よかったな、最後の鶏やで。きょうの夜かみしめます、鶏を」
■町のステーキ店にも影響 チキンステーキ販売中止に

もも肉1キロあたりの卸売価格が1年で100円近く上がるなど、価格の高騰が続く鶏肉。影響は、町のステーキ店にも。
学生街、東京・高田馬場にある「WAI BASE」では、「ハラミステーキ」が名物ですが、それより安く食べられる「チキンステーキ」も人気メニューでした。しかし、鶏肉が高すぎて仕入れられず、先月からチキンステーキの販売を中止したのです。
WAI BASE・徳田隆弘さん
「(鶏肉は)半年前に比べると、倍以上の価格の違いはでている」
その理由を知ったお客さんは。
――鶏肉が高い
客(30代)
「なるほど。鶏肉食べられないんだとは思いました」
◇

そのチキンステーキのかわりに販売を開始したのが、牛と豚肉の合い挽き肉を使う「キーマカレー」。値段はチキンステーキと同じ1200円で販売したものの、あまりにメニューが違いすぎるためか…。
WAI BASE・徳田隆弘さん
「チキン好きな方で、毎回注文するお客さんいたけど、そういうお客さんは足が遠のいて、最近見かけなくなりました。来ていただけなくなる悲しさはありましたけれども…」
■スーパーのおすすめ品にも異変

飲食店のメニューからも消える“鶏肉”。スーパーのおすすめ品にも異変が…。
セルシオ精肉担当・鶴田聡部長
「豚バラの薄切り肉をこちら(今日は豚から作ろう!!)のシールを貼らせていただいて、(豚バラ肉を)かためていただいて、豚のから揚げの販売を強化していこうと。(鶏肉よりも)豚肉の方が安価というところもあるので」
鶏のかわりに豚肉を揚げる「豚から揚げ」をすすめている上、「たまご」の値段も323円とこの店では“過去最高値”。鶏肉とたまご、親子そろって“ダブル”の高騰で、食卓にも変化が起きています。
5人家族の男性(50代)
「から揚げをもも肉からむね肉に、むね肉の方が若干安いので…。たまごはタンパク源なので買わざるを得ない。安売りしてたら多めに買ったり」
■検索ワード「他人丼」が上昇傾向

レシピ動画サイトでは、「たまごなし」でつくれるレシピがよく検索されているほか、70代の女性からはこんな声も。
70代の女性
「他人丼。豚でね、作ります。たまご・豚・牛、他人じゃないですか。(鶏肉)高いんだよね、これだけで590円でしょ。豚肉だってそのくらいで買えちゃう。10円しか変わらない」
