Insta360 ONE RS実機レビュー。レンズ+センサ交換式で360度レンズも使えてAI編集が超優秀
Insta360がアクションカメラ「Insta360 ONE RS」を発表しました。
Insta360 ONE RSは、一眼レフカメラのようにレンズ交換が可能なアクションカメラです。「360度撮影用レンズ」、「4K撮影が可能な標準広角レンズ」「Leicaと共同開発した5.3K撮影(5312x2988)が可能な1インチセンサー搭載の広角レンズ」の3種類のレンズを交換できます。Insta360 ONE RSは、2020年1月に発売された「Insta360 ONE R」の後継機種で、前機種より使い勝手や性能がアップしました。

先行で使わせてもらったので、使用感などのレビューをお届けします。ちなみに、筆者が使用したのは、4K ブーストレンズと360度レンズの組み合わせの「ツイン版」となります。
Insta360 ONE RSを使用した感想から先に述べると・・・・・・
Insta360 ONE Rからの正統進化で使い勝手は確かに上がっていました。特にスマホとWi-Fi接続したときの速さがあがっています。スマホにデータを移動しなくても簡易編集であればストレスを感じないレベルなので、これまで以上にサクッとAI編集にお任せした動画をつくれるようになりました。日常使いでも旅行でも使える優秀なカメラだと思います。
Insta360といえばAI編集!Wi-Fi高速化でより使いやすく
上記の動画は、誕生日に食べた焼き肉と、teamLab Planets TOKYO(チームラボプラネッツ 東京)を撮影したものです。どちらも、Insta360のアプリに入っているテンプレートでAIが自動で編集してくれたもの。
書き出しまで含めて5分もかかっていません。スマホに動画の取り込みもしておらず、Insta360 ONE RSとスマホをWi-Fiで接続して、デバイス内のデータで編集して書き出しています。

僕は、Insta360が発売している端末を複数台持っていますが、その一番の理由がInsta360のAI編集の便利さです。「Vlog」「ライフ」「旅行」「スポーツ」などからテンプレートを選んで、AIに編集を任せるだけでそれなりの(っぽい)動画を短時間でつくれます。

また、テンプレート以外にも、好きな動画を選んでFlushcut(フラッシュカット)ボタンをタップすればAIがいい感じの部分を選んで、BGMも用意した編集をしてくれます。
テンプレートにしても、Flushcutにしても、選ばれたシーン以外のシーンを選んだり、順番を変えたりなどの編集もできるので、「とりあえずAIにざっと編集してもらって細かいところを自分で調整する」という使い方ができるがInsta360のアプリの優秀な点です。GoProのアプリも、DJI Actionのアプリも使いましたが、AI編集が一番イケているのはInsta360だと思います。
Insta360 ONE RSはサクッと動画をつくって、すぐに共有できるのでそれだけでも魅力的な製品です。
ミラーレス一眼の上に取りつければ写真と動画を一度に撮れる

今回使用をしている中で、自分的にも新しくてグッときたのが「ミラーレス一眼の上にInsta360 ONE RSを360度レンズで取りつける」使い方。
筆者は職業上、取材先や、旅行などに行くときや、Vlogなどを撮るときなどはα1かα7S IIIのどちらかを必ず持っていきます。アクションカメラも一緒に持っていくことが多いのですが、ミラーレス一眼で写真を撮りながら、アクションカメラで動画を撮るって難易度が高いんですよね。
でも、写真は綺麗に残したいし、動画も抑えておきたい・・・・・・。この要望を叶えたのが上記の方法でした。360度レンズは、名前の通り360度ぐるっと動画に収めてくれます。撮った動画は後から好きな画角で切り取れるので、画角を気にしながら撮る必要があまりありません。
だからこそ、「とりあえず撮っておけばOK」という使い方ができます。しかも、動画を撮っている、写真を撮っている自分も映っているので、風景も自分も映したいVlogのような動画でも使用可能です。
こちらの1分動画は360度レンズの魅力を詰めてみたVlog風動画。固定で撮っているのにアングルを徐々に変えたり、いきなりグルンと変えたり、角度を変えたりできるのが伝わると思います(後半ちょっとブレるのは僕が「ウンウン」頷いているときにカメラが揺れているため)。ミラーレス一眼の上に取りつけているだけなのにこんな感じの編集ができます。ただ、5.7Kレンズから一部を切りとる形になるので、4Kでは抜き出せずフルHDになる点だけ注意が必要です。
さらに、360度でないと撮れない上記のような動画を撮ることもできます(この動画はミラーレスの上ではなく、三脚に固定して使っています)。
「ミラーレス一眼 + Insta360 ONE RS + Insta360 ONE RS用の三脚」のセットを持っていけば、ミラーレス一眼につけても使えるし、単体でも使えるし、レンズを付け替えれば普通のアクションカメラにもなるわけです。撮影の幅が広がるので、このセットは今後の必需品になりそうです。
Insta360 ONE Rからの進化点

ここからは、Insta360 ONE Rからの主な進化点を紹介します。
・4Kレンズが新しくなった(4K ブーストレンズに)
・Wi-Fi転送スピードが12MB/Sから20MB/Sに
・手ブレ補正がさらに強力に(クイック FlowState)
・FlowStateモードで4K60fpsのスローモーション映像をカメラ内で撮影可能に
・マイクも向上
・バッテリー容量が21%増加(1445mAh)
・カバー(ONE RS マウントブラケット)がより使いやすくなり、放熱仕様に

個人的に大きかったのは、上記でも紹介しているWi-Fi転送スピードと、カバーです。カバーは、赤いボタン部分を押すと着脱できる仕様になっており、カメラを横から引き出して、レンズ交換を行なえます。また、カバーをつけた状態でもUSB Type-C接続ができるようになっていて、充電しながらの撮影も可能です。


と、ここまでいいところを紹介してきましたが、もちろんイケてないところもあります。例えば、両面にモニターがないことや、モニター自体が小さいこと。写真は、GoPro HERO10 Blackと比べたものですが、レンズが外せるギミックな分、画面の小ささを感じてしまいます。
画面が小さいこともあって、ピントがあっているかあっていないか分かりにくい場面が何度かありました。あと、寄りに弱い印象で、スマホの感覚で近づいてしまうとピントがあっていないことが多く、ここにも慣れが必要だと感じました。
ただ、イケてないところ以上に良い点が多く個人的にはお気に入りのデバイスです。
まとめと価格

Insta360 ONE RSは、4K ブーストレンズの「4K版」が3万8800円(税込)。4Kブーストレンズと360度レンズのセット「ツイン版」が6万9800円(税込)。ライカと共同開発した1インチセンサー搭載の1インチ版が6万9800円(税込)です。
筆者のおすすめは4Kブーストレンズと360度レンズのセット「ツイン版」です。4K ブーストレンズの「4K版」が3万8800円なのはお得だと思うのですが、「4K版」はGoProやDJI Actionなど代わりになるものも多いです。ですが、360度レンズがセットになることで幅が広がり、代えが効かなくなりました。
筆者は上記でご紹介したとおり、「ミラーレス一眼 + Insta360 ONE RS + Insta360 ONE RS用の三脚」のセットで持ち運びをしています。車載動画じゃないですが、ミラーレス一眼と一緒に散歩のお供にして、記録動画的な使い方をするのも良さそうです。
アクションカメラが気になっていた人であれば、選択肢に入れるのも良いと思います。
仕様の紹介




