日本人ファンも世界に感動を伝えている【写真:Getty Images】

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英BBCラジオのプロデューサーは日本人ファンを絶賛

 連日の熱戦で世界を沸かせているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。英公共放送「BBC」では「日本大会を愛する理由」を特集し、「BBCラジオ5」のプロデューサーは他国にも惜しみない声援を送る「日本人ファン」の素晴らしさを挙げている。

 ノーサイドの後、死力を尽くした両チームが一列に並んで、スタンドの観衆に深々と一礼するシーンは今大会の名場面となっている。

 選手たちは惜しみない声援を送る観衆に感謝の気持ちを表現する一方、BBCラジオ5のラグビーユニオン担当プロデューサー、ルイーズ・グウィリアム氏も日本大会を愛する理由に「日本人ファン」を挙げている。

「今大会の日本人ファンの熱気は、今まで赴いた大会とは異なります。対戦国のチームのユニフォームを購入するだけではありません。

 彼らは出場国の国歌を覚え、情熱的なアルゼンチン人や涙を流すフランス人、複数言語を操る南アフリカ人と同じ位のプライドを持って、一緒に歌うのです」

応援は強豪国に限らず、ナミビア代表にも飛んだ声援も注目

 試合前の国歌斉唱のシーンでマスコットキッズたちが出場国の国歌を熱唱するシーンは世界のスポーツファンの心を鷲掴みにしているが、スタンドの日本人ファンも負けじと熱唱。海外ファンを感動させているという。

 そして、応援の対象は強豪国に限らず、連敗中の小国もフルサポートを受けている。「何百もの日本人ファンがナミビア代表のユニフォーム、バックパックのフル装備をしている場面を想像してください」とも伝えている。

 熱心な応援で参加チームの熱いプレーを盛り上げるホスト国のラグビーファン。ラグビーの母国、英メディアにとっても日本を愛する理由になっているようだ。(THE ANSWER編集部)