全裸シーンのある演劇が話題に

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大胆なヌードシーンが登場する演劇『教授と女弟子』が韓国で大きな話題を読んでいる。『教授と女弟子』は、45歳になる哲学部の教授と、21歳になる教え子との物語。性機能不能により妻に虐げられて過ごす男性教授が、教え子である女性の助けにより性機能を回復させ、平穏な家庭を取り戻すストーリである。

劇中には、教え子の女性が全裸になるシーンが登場するため、良くも悪くも高い関心を集めている。ポータルサイト「ネイバー」の検索語ランキングには、「教授と女弟子」や、主演女優の「チェ・ジェギョン」「露出」「演劇論争」などの単語がランクインしている。

主演女優のチェ・ジェギョンは10分余のヌードシーンを演じることについて、「露出のための演劇ではなく、演劇のための露出」だとし、「観客には露出よりも演技に関心を持ってもらいたい」と語っている。客層は20代よりも30代〜40代以上の特に女性から大きな支持を得ているそうで、これは性機能が落ちた中年層の苦悩を表現しているため共感を得ているからだと関係者は話している。

一方、ネット上での反応はというと、「哲学的で難しい内容」という意見のほか、「脱ぐこと意外には内容がない」「内容が幼稚」など厳しい意見も多数寄せられている。だが、公演が始まった10月23日から1週間の間で1,500枚を売り上げており、これは1公演あたり160席ほどの演劇としては大ヒットである。今後は11月22日までだった会期をシーズン2として来年始めまで延長することが決定しており、さらに来年1月からは釜山でも同時公演が企画されているそうだ。

記者が問い合わせたところ日本人も観覧可能だという。だが、チケットが劇場では販売されていないため、事前に電話かインターネットでの予約が必要だ(日本語不可)。期間中に韓国に行く機会がある人は一度見に行ってみてはいかがだろうか?

ハンソンアートホール
地下鉄4号線恵化(hyehwa・420)駅 4番出口から徒歩3分
電話番号:02-2275-7103
※チケット要予約(劇場では未発売)
一般:3万ウォン(約2,300円)


参照:『教授と女弟子』24日2次公演始まる、主演チェ・ジェギョンに関心集中

(文:林 由美)

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