「誰も彼にパスを出そうとしない…」蘭識者が力説した冨安健洋の“別格”の価値 日本代表CBとの契約は「W杯前に延長すべき」

冨安のオフザボールのプレーを蘭識者が評価した(C)Getty Images
3月20日に日本代表復帰が発表されたアヤックスの冨安健洋は、クラブ加入後2試合目の先発となった22日のリーグ第28節フェイエノールト戦で73分までプレー。左サイドバックで好パフォーマンスを披露しながら、後半途中に疲労により座り込み、そのままピッチを後にした。アヤックスのオスカル・ガルシア監督は試合後、大きな怪我ではないと明かし、間近に迫るスコットランド、イングランドとの親善試合には出場可能との見通しを述べている。
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また、その一方で24日には、冨安が代表合流前にコンディション確認を行うとも報じられた。今後の動向も注目される中、オランダ国内では直前のエールディビジで見せた冨安のプレーが高く評価されている。
現地サッカーサイト『voetbalzone』が現地時間23日、フェイエノールト戦での冨安のパフォーマンスを、オランダの名物記者として知られるヴァレンティン・ドリスセン氏が絶賛したと伝えた。ポッドキャスト『Kick-off』に出演し、現地ジャーナリストのマイク・フェルウェイ氏と試合分析を行い、その中で日本人サイドバックの動きを称えている。ドリスセン氏は、「トミヤスは非常に良かったが、アヤックスの誰一人として彼を活用しようとしなかった」などと述べたという。
さらに、「ボール保持時、彼は中盤で絶えず顔を出していたが、アヤックスの選手は誰も彼にパスを出そうとしなかった。もしそれをやっていれば、アヤックスはもっと主導権を握り、ボール保持も増えていたはずだ」と印象を語っている他、「それが実現しなかったのは本当に残念だ。なぜならトミヤスは本当に素晴らしい試合をしていたからだ」として、1-1で終えたゲーム内容を振り返っている。
同じく、オランダメディア『VP』も、同ポッドキャストでのドリスセン氏とフェルウェイ氏のコメントを紹介する記事を配信。同メディアは、フルウェイ氏による、アヤックスに対して冨安との契約延長を訴える内容の意見をフォーカス。フルウェイ氏は、「私は以前から、ワールドカップ前に彼との契約延長を試みるべきだと強く主張してきた。というのも、彼の契約は今季終了後に切れるからだ。できるなら、ぜひ長く引き留めるべきだと思う」などと力説している。
ちなみに、両識者のトークの中では、冨安の途中退場について、「ただの痙攣だ」「観客が思っているようなハムストリングの怪我ではない」との言葉も発せられていた。コンディションの状態が気になる中、冨安は久々の代表戦のピッチに立つことが出来るだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
