モロッコ代表の主将ハキミ(左)が退任のレグラギ監督(右)に感謝を示した。(C)Getty Images

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 今年6月に開幕する北中米ワールドカップを前に、モロッコ代表が大きな決断を下した。チームを率いてきたワリド・レグラギ監督が退任し、チームのキャプテンであるDFアシュラフ・ハキミがSNSで感謝のメッセージを送った。

 英公共放送『BBC』によると、モロッコサッカー連盟はW杯開幕を目前に控えたタイミングで指揮官交代を決断。U-23代表を率いていたモハメド・ウアビ氏が新監督に就任するという。

 現在50歳のレグラギ監督は2022年8月、かつて日本代表も率いたヴァイッド・ハリルホジッチの解任を受けて、モロッコ代表の指揮官に就任した。短期間でチームをまとめ上げ、同年のカタールW杯ではアフリカ勢として史上初となるベスト4進出を達成。世界に大きなインパクトを残した。

 しかし、その後はタイトル獲得に届かず。24年のアフリカ・ネーションズカップではラウンド16敗退、26年大会では決勝まで進んだものの、延長戦の末に セネガル代表に0−1で敗れ、1976年以来となる優勝を逃していた。
 
 レグラギ監督は退任に際し、「チームにはフレッシュな顔ぶれと新しいエネルギー、そして新しい視点が必要だ。私が去る決断もこのチームの進化の一部だ」とコメント。連盟も声明で「単なる変更ではなく、モロッコサッカーの継続的な発展のためのロードマップの一環」と説明している。

 そんな指揮官に対し、主将のハキミは自身のXで長文のメッセージ。「モロッコ代表の指揮官として成し遂げた並外れた功績に感謝します。あなたのリーダーシップと情熱、ビジョンは選手だけでなく国全体、そして世界中の百万人ものファンにインスピレーションを与えました」と切り出し、次のように続けた。

「モロッコの才能を信じ、チームスピリットを強め、規律と努力、そして何よりも強い決意があれば、偉大なことが成し遂げられることを示してくれたことに感謝します。あなたはモロッコサッカーの歴史に忘れられない足跡を残しました。私たちに夢を与え、誇りを持ってモロッコのユニホームを着させてくれたことに感謝します。レジェンド」

 モロッコは6月13日、W杯初戦でブラジル代表と対戦予定。グループCではスコットランド代表、ハイチ代表とも顔を合わせる。大会直前の指揮官交代という異例の状況のなか、“アトラス・ライオンズ”は新体制で世界舞台に挑むことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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