ネクスティア生命保険は2013年2月1日、東京・千代田区の日本工業倶楽部で成長戦略に関する記者発表会を開催し、「アクサダイレクト生命保険」への社名変更と、新社長に斎藤英明氏が就任したことを発表した。(写真は、新社長に就任した斎藤英明氏。撮影:サーチナ)

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 ネクスティア生命保険は2013年2月1日、東京・千代田区の日本工業倶楽部で成長戦略に関する記者発表会を開催し、「アクサダイレクト生命保険」への社名変更と、新社長に斎藤英明氏が就任したことを発表した。社名変更日は2013年5月14日とし、世界最大の保険会社「AXA(アクサ)」のメンバーカンパニーとして、「ダイレクトビジネスのリーディングプレーヤーをめざす、新しいステージに入る」(アクサ ジャパン ホールディングス代表執行役社長兼CEOジャン=ルイ・ローラン・ジョシ氏)と宣言した。

 ネクスティア生命は、2008年4月にSBIホールディングスとアクサ ジャパン ホールディングスが共同出資する「日本初のインターネット専業の生命保険会社、SBIアクサ生命」として事業開始。2010年5月にSBIアクサ生命から「ネクスティア生命」に社名変更し、2012年7月にはアクサ ジャパン ホールディングスの100%子会社になった。2011年度(2011年4月−2012年3月)の保有契約件数は、4万400件。保険料収入は14億円になっていた。

 ただ、「2010年に『ネクスティア生命』としてゼロから新ブランドを立ち上げたものの、お客さまから『なぜ、アクサの社名ではないの?』という問い合わせをいただくほどに、ブランディングに課題を抱えていた」(ネクスティア生命の前社長、今井隆氏)という。

 アクサジャパンのローラン・ジョシ氏は、「AXAグループは、ここ数年間の困難な経済状況においても、政府から公的資金を受けず、また、増資を実行することのないような強固な財務基盤を有し、1億人の契約者を擁する世界最大の保険料収入を誇る保険会社。ダイレクトビジネスは、AXA、そして、アクサジャパンにおいても重要な戦略上の柱であり、ネクスティア生命が築いた事業基盤を引き継いで、ワールドワイドなAXAブランドを効果的に活用していく」と、社名変更の狙いを語った。

 アクサジャパンは、中小企業向け保険に強みを持ち、500以上の商工会議所とのパートナーシップを結んでいるアクサ生命保険と、ダイレクト自動車保険で業界2位のアクサ損害保険、そして、ネクスティア生命という3つの会社で構成し、日本で最大のフランス企業。「アクサダイレクト生命」への社名変更を機に、ダイレクトビジネスにおけるグループ3社のシナジー効果を一段と追求するとした。

 ローラン・ジョシ氏は、ネクスティア生命の新社長に斎藤英明氏を迎えたことについて、「コンサルティング会社やIT企業において優れて専門性を磨いていること、また、起業家精神があることを重視した」と語った。

 斎藤氏は、1986年に農林中央金庫に入庫し、大蔵省銀行局調査課への出向を経て、ボストン・コンサルティング・グループ パートナー&マネージング・ディレクター、シスコシステムズ合同会社 専務執行役員を務めた。新社長就任の抱負を「これまで、リテール金融、ダイレクト金融に関する仕事を通じて、ダイレクトの保険分野には、大きな成長の可能性があると感じてきた」と語り、今後の成長に意欲をみせた。(編集担当:徳永浩)