【川崎 さちえ】「3万円の登山靴」はいらない?ワークマン「4500円のトレックシューズ」を半年はいてわかった「本当の実力」
暖かい季節になり、体を動かそうと考える人も少なくないのでは? ウォーキングやランニング、そして登山やトレッキングを考えることもあるでしょう。実は筆者自身、気温が落ち着いてくる昨年の秋口から登山やトレッキングをしています。それまで山に登ることはほとんどなかったので用具を買うことになり、シューズに関してはワークマンの「トレックシューズアジム」(以下、トレックシューズ)を使っています。実際の使い心地の前に、なぜこのシューズを選んだのかからお伝えしていきます。
山登りが合わなかったときでも、諦めがつく価格
登山やトレッキング、ハイキングをしようと思うと、用具をそろえることになります。いろいろなブランドがあり「どれがいいのかな」と悩むのも楽しみの1つですが、その分コストもかかります。特にシューズとなると、3万円近くするものも少なくありません。初期費用としては仕方ないのかもしれませんが、筆者が考えたのは「登山を始めたのはいいけれど、自分に合わなかったらどうしよう」ということでした。高価なシューズを買ってしまうと、「あんなに高いシューズを買ったんだから」と思って、自分に合わない趣味を続けることになるかもしれないと考えたのです。
だからこそ、最初はコストを抑えて登山を始めようとしたところに、ワークマンのシューズ(レディースサイズ)を見つけたというわけです。
価格は4500円(税込)。決して安くはないですが、他ブランドのシューズと比較すると価格は抑えられています。これならば諦めがつきやすいと思い購入しました。
やってみたい!と思っても、それを始めるにはそれなりのコストがかかるのは珍しいことではありません。ある意味初期投資になるので、慎重に進めるか、それとも最初にドーンとお金を使うのかは、その人の自由。でも「やっぱりやめた」となる可能性もあり、これが趣味を始める「リスク」でもあると思います。それをどう回避するのかを考えることも、趣味との向き合い方だと筆者は思っています。
ワークマンのトレックシューズのはき心地
ここからは、トレックシューズを約半年使ってみて感じた、使い心地などを紹介していきます。
幸いにも筆者に登山やトレッキングはあっていたようで、半年ほど経過しても山に行きたいという気持ちは薄れていません。雪が積もる時期は山には行きませんでしたが、それ以外の時期は軽い登山やハイキングなどを楽しんでいました。トレックシューズは足首を固定できるミドルカットです。多少石が転がっているような道でも、安定した歩行を実現してくれます。
◾️蒸れにくい
シューズの内側にはワークマンが独自に開発した「INAREM(R)(イナレム)」と言う高機能透湿防水素材が使用されています。
イナレムは反対から読むと「ムレナイ」、つまり「蒸れない」のです。トレックシューズは厚手の靴下をはいた状態で使うため蒸れが心配になりますが、透湿性の高い素材が使用されているため蒸れを軽減できます。ただ、絶対に蒸れないというわけではありません。長時間履いていたり、気温が高くなったりすると、それなりに蒸れます。
◾️トレックシューズとは思えない軽さ
登山やトレッキング用のシューズは作りがしっかりしているため、重さが気になっていました。登山は一歩、また一歩を出すのが苦しい場面もありますから、シューズはできるだけ軽くしたいと考えていたのです。
ワークマンのトレックシューズ(23.5cm、片足)の重さは346g。
さすがにランニングシューズと比較すると重さはありますが、筆者は手にした瞬間に「思ったよりも軽いな」と感じました。「トレックシューズは重い」という思い込みがあったからです。この考えを壊すような軽さです。
一度山に入ると、1時間、2時間と足を上げ続けることになります。少しでも軽いシューズを使うことで足への負担を減らすことができています。
◾️防水性も高い
登山やトレッキングでは、ぬかるんだ道を歩くこともあります。滑りやすくなりますし、シューズが濡れたり泥だらけになったりすることも。その点、ワークマンのトレックシューズは、着地面から約6cmが防水ですし、汚れがついても落ちやすい加工がされています。もともとワークマンでは、トレックシューズ以外でも撥水性や防水性が高いシューズを販売していますが、着地面から6cmまで対応してくれるなら水たまりに入っても安心。
滑りにくさに関しては、靴底にある大きな凹凸が役立ちます。実際に歩いてみると、地面をしっかりとキャッチして蹴り出しができるように感じました。ただ、濡れている石や泥の上ではツルッとすることも。滑りにくさはあるものの、シューズだけに頼るのは危険です。
低価格でも、そう簡単に不都合は起きない
登山やトレッキング、ハイキングなどに使用するシューズは、丈夫さが求められます。通常の歩行とは違い歩きにくく過酷な場所で使うからです。ワークマンのトレックシューズを買った時、最初は「すぐにダメになるのでは?」という心配もありました。価格が4500円で「安かろう悪かろう」という考えがあったからです。
でも、これまで何度も悪路を歩いていますが、半年経過してもダメージというダメージはありません。ソールが剥がれたり、つま先が破れたりすることも全くないのです。ソールの凹凸も健在ですから、まだまだ使えます。そう考えると、コスパがとてもよいシューズといえるのでは? と考えています。
公式オンラインストアでは買いにくい場合も…
ワークマンのトレックシューズは、履き心地や機能、価格の3つの面で魅力的なアイテムです。ただ、難点が1つ。ワークマンの公式オンラインストアでは、サイズやカラーによっては在庫切れを起こしやすいということです。2026年3月下旬の時点では、比較的購入しやすくなっていますが、人気もあり、意外とレアアイテムでもあるので、入手しにくくなるかもしれません。
とはいえ、もしオンラインストアで在庫切れになっていても、実店舗では在庫がある場合も。オンラインストアにある「店舗の在庫を確認する」で近くの店舗に在庫があるかを確認してみてください。在庫があれば取り置きもしてもらえます。
・「トレックシューズアジム」商品ページ
この春に登山デビューを予定していて、現在シューズを探している最中であれば、一度ワークマンのトレックシューズを試着してみるといいと思います。必ずしも自身の足に合うとは限りませんが、気軽に山を楽しむという意味でも、低価格のアイテムからスタートするのもおすすめです。
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