圧倒的に手頃なHelio RingとスタイリッシュなOura Ring、スマートリングを買うならどっち?

(CNN)筆者は10年ほどランニングウォッチを着けてきたが、全般的なワークアウトの統計を追跡してくれつつ、もっと小ぶりで睡眠時にも着けやすいフィットネストラッカーを待ち望んでいた。これまでに筆者を含むCNN Underscoredの編集者は「Oura Ring 4」(または旧モデル)をテストしてきたが、これはスマートリングの選択肢の中でも圧倒的人気を誇る一方で価格は高い。そんな中Amazfitから登場した「Helio Ring」ははるかに安価で手に入る有力な代替品に見えた。
以前「Amazfit Active 2」を試したことがあったため、このブランドの使いやすい連携アプリやハイテク体験はすでに理解していた。だからこそ、このスマートリングがOura Ringの王座を奪えるか、あるいは少なくとも肉薄する代替品となり得るかを確かめるときが来たと判断した。そして両方を数週間着用した結果、結論に至った。
Ouraアプリのインサイトは強力でわかりやすいが、コストは高いHelio Ringに対する最大の関心は、月額サブスクリプション不要で(さらに200ドル安く)、Oura Ringと同等のインサイトを提供してくれるかだった。結果として、Helioの「Zepp」アプリのユーザー体験は予想通り、はるかに劣るものだった。
どちらのアプリもデータを1から100のスケールで表示し、学校の成績と同じように、100に近いスコアを目指す。十分な睡眠が取れていれば、それぞれが最初に表示するデイリーレディネススコアは100に近くなる。
Ouraのインサイトは、直観的でシンプルに設計された見事なアプリにまとめられている。上部には睡眠、レディネス、アクティビティー、心拍数のスコアが表示される。メニューバーからは、睡眠の質や心拍数などの日々の統計、バイタル、健康状態全般(睡眠の状態、ストレス管理、心臓の健康など)にアクセスできる。スクロールしてクリックするだけで、すぐに目的の情報にたどり着ける。
デザイン面では、Zeppアプリも問題ないが、Ouraほど直観的とは感じなかった。印象的な機能はなく、ホーム画面のカスタマイズ性も低い。Zeppアプリは非常に詳細ではあるが、Ouraのアプリほど情報が整理されていない。
OuraとZeppのアプリはともに、データが完全にカスタマイズされるまでに約2週間かかる。
サブスク代を払いたくないなら、Helioに軍配Ouraのアプリインターフェースは秀逸だが、サブスクリプションの月額料金を支払わなければ、ほとんど何も表示されない。睡眠、アクティビティー、回復に関するいくつかの漠然とした指標とインサイトにはアクセスできるが、そのデータがどこから来たのかについてはほとんど、あるいは全く説明がない。月額料金を払えば、睡眠習慣、ワークアウトパターン、心臓の健康などに関する詳細なインサイトがアプリで確認できるようになる。
Zeppアプリは対照的に、月額料金なしでOuraと同等のインサイトをすべて教えてくれる。より詳細な睡眠インサイト(睡眠状態評価、さまざまな呼吸法、AIスリープアシスタントへのアクセスなど)を求める場合は、Ouraと同様に月額6ドルを支払って「Zepp Aura」にアクセスする必要がある。ただし、基本機能を備えた無料のZeppアプリでも、睡眠の時間や規則性、質など、筆者が重視する項目に関する有益な睡眠指標は得られると思う。
おしゃれなのはOuraOura Ringは、Helio Ringよりもスタイリッシュに見えるだけでなく、新たに発売されたセラミックを含め、より多くのサイズとフィニッシュが用意されている。ジュエリーにこだわりのある筆者としては、「Oura Ceramic」の方がはるかにシックなので、実はそっちを選べばよかったと思っている。
どちらのリングも着け心地は快適で、睡眠を妨げることなく簡単に睡眠インサイトを得られた。特筆すべき点は、両方とも水深100メートルまでの耐水性があるため、ほぼあらゆるアクティビティー中に装着できることだ。ただし、高温がパフォーマンスに影響する可能性があるため、サウナでの利用は避けよう。
バッテリー寿命には大きな差いずれのリングも、持ち歩きやすい小型スタンドで充電する。試用中、HelioのバッテリーはOuraの約半分しか持たず、充電にも時間がかかった。Helio Ringは3〜4日ごとに充電が必要で、フル充電まで1時間以上かかった。一方のOura Ringは、シャワーを浴び、髪を整え、スキンケアをしている45分ほどの間にフル充電になった。さらに、充電が必要になるのは6〜7日おきだった。
Ouraのリアルタイムトラッキングは抜群Helio Ringのアクティビティートラッキング機能はかなり限定的だ。クイックスタートメニューから追跡できるアクティビティーは、ランニング、ウォーキング、トレッドミルワークアウト、屋外サイクリングの4種類のみ。それ以外を記録したい場合は、外部データからインポートするか、手動で追加する必要があり、Zeppアプリから心拍数、消費カロリーなどに関する詳細は得られない。
一方、Oura Ringはアクティビティーの記録開始を指示していなくても、リアルタイムで常に動きを追跡している。例えば、駅まで6分歩く朝の通勤を記録するよう促し、このイベントをアプリ上にわかりやすく表示して、日々のアクティビティーカウントに追加するかどうか選べるようにしてくれた。
有酸素運動好きにはHelioZeppアプリはリアルタイムの指標で劣る部分を、ランニングのトラッキングで補っている。Oura Ringを着けてランニングを開始すると、ランニング中は経過時間全体がスマホに表示されるが、現在のペースや総距離は確認できない。これらの統計はワークアウト後に確認でき、ルートや歩数なども表示されるが、有酸素運動中にこのデータをすぐに確認できないのは不便だった。また、これらの指標を確認するにはOuraアプリを開いている必要がある。一方、Zeppアプリはロック画面にウィジェットを追加すると、ペース、心拍数、距離を一目で確認できる。ウォーキングやトレッドミルワークアウトの場合も同様で、筆者はサイクリングをあまりしないが、屋外サイクリングでも同じようにできるだろうと思う。
結論どちらのリングも着け心地は快適で、全体的にレディネスと睡眠はしっかりトラッキングしてくれた。しかし筆者は優れたアプリデザインとよりおしゃれなスタイルという点でOura Ringのほうが好みだ。初期費用とサブスクリプションが高くても、豊富な情報をわかりやすい形で提供するオールラウンドなトラッカーを求めているなら、Ouraは投資する価値があると思う。
ただし、Oura Ringがワークアウト後のより詳細なインサイトを提供する一方で、Helio RingのZeppアプリはランニングとサイクリングの指標をリアルタイムで確認するのに優れていた。Helioの場合は、ウォーキングやランニングのときにリングをトラッカーとして使用して正確な情報を得ることができ、ランニングウォッチは使わずに済んだが、Oura Ringを使用しているときはリアルタイムの指標のためにランニングウォッチと併用する必要があった。見た目が超美しいリングをつけることにこだわらないなら、Helio Ringは健康・ウェルネスの目標を達成しやすくするための価値あるインサイトを伝えてくれる手頃な選択肢だ。ただし、提供されるデータはOuraほど充実していなかったり、明確でなかったりする可能性がある点は理解しておくといい。
◇
本稿はCNN Underscoredのエレン・マカルパイン記者による製品レビュー記事です。
CNN Underscoredが信頼できる理由製品のテスト・調査・推薦に長年の経験を持つベテランのライターや編集者がそろったCNN Underscoredでは、各記事を丁寧に編集し、製品を適切に調査するよう徹底しています。各製品を正確にテストし、各アイテムの長所・短所を確実に考慮したうえで最良の製品のみを推薦できるよう、適宜第一人者の専門家にも話を聞くようにしています。
