突破すれば日本と同組…スウェーデンがギェケレシュ圧巻ハットで欧州予選PO決勝進出

写真拡大

 FIFAワールドカップ2026欧州予選プレーオフ、パスB準決勝が26日に行われ、ウクライナ代表とスウェーデン代表が対戦した。

 FIFAワールドカップ2026の欧州の残り4枠をかけたプレーオフ。プレーオフに進出した16カ国は4つのパスに分かれ、負ければ敗退となるトーナメント形式で本戦出場を争う。本戦で日本代表と同じ予選グループFに入るチームが決まるパスBの戦い。ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニアが出場権をかけて争い、勝ち上がった1カ国がグループステージ最終戦での日本の対戦相手となる。

 ホーム扱いも国内の安全上の問題で代替地スペインのバレンシアでの戦いとなったウクライナはGKアナトリー・トルビン、イリア・ザバルニー、ヘオルヒー・スダコフ、ヴィクトル・ツィガンコフ、ヴラディスラフ・ヴァナトらが先発起用となった。

 対するスウェーデンはヴィクトル・リンデロフ、ヤシン・アヤリ、ヴィクトル・ギェケレシュ、アンソニー・エランガらプレミアリーグで活躍する選手がスタメンに名を連ねた。

 ウクライナは『4−1−4−1』、スウェーデンは『4−4−2』の布陣でスタート。一発勝負の戦いらしい慎重な入りとなったが、スウェーデンがファーストチャンスをモノにする。

 6分、相手陣左サイドでのエランガとのパス交換でポケットに侵入したベンジャミン・ニグレンの折り返しをゴール前に飛び出したヴィクトル・ギェケレシュが右足ワンタッチで押し込んだ。

 早々にスコアが動いたものの、以降もオープンな展開には至らず。ウクライナが徐々にボールを保持しながら押し込んでいくが、決定機までは持ち込めない。

 これに対して堅守速攻の形を取ったスウェーデンは前半半ば過ぎに再びの決定機。左サイドでサイドチェンジを受けたガブリエル・グドムンドソンが馬力のある縦突破からボックス付近まで運んで左足のシュート性クロス。これが右ポストを掠めた。

 その後、イサク・ヒエンが負傷し、カール・スタルフェルトのスクランブル投入を余儀なくされるなど、アクシデントにも見舞われたスウェーデンだったが、粘り強い守備でウクライナの遅攻を抑え込み、1点リードで試合を折り返した。

 互いに交代なしで臨んだ後半は前半同様にスウェーデンが立ち上がりに決定機を創出。いずれもセットプレー流れからボックス内のスタルフェルト、グドムンドソンが足を振っていくが、GKトルビンの好守などに阻まれる。

 この直後の51分にはオレクサンドル・ズブコフのシュートでウクライナが最初の枠内シュートを記録したが、その流れから逆にスウェーデンに追加点が生まれる。ズブコフのシュートをキャッチしたGKクリストファー・ノルフェルトがロングパントを蹴り込むと、ウクライナのディフェンスラインの中途半端な対応もあってマイボールとしたギェケレシュがそのままボックス手前まで持ち込んで右足シュートをゴール右隅に突き刺した。

 ミスも絡んだ2失点目で厳しくなったウクライナは60分に3枚替えを敢行。最前線に経験豊富なロマン・ヤレムチュクを送り込んだ。

 ここからウクライナの時間帯が続いていたが、これを凌いだスウェーデンが三度ゴールをこじ開ける。73分、相手ディフェンスラインのパスを狙っていたギェケレシュがボール奪取。そのままボックス内に持ち込むと、GKトルビンのファウルを誘ってPKを獲得。これを自らゴール右隅へ蹴り込み、この大一番で圧巻のハットトリックを達成した。

 その後、ルーカス・ベリヴァルらの投入で逃げ切り態勢に入ったスウェーデンは、試合終了間際にマトヴィ・ポノマレンコに一矢でも報いるゴールを許したものの、1−3のスコアで勝利。ギェケレシュの圧巻のハットトリックの活躍によってウクライナを撃破した。