竹中平蔵氏(編集部撮影)

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慶応大学名誉教授でパソナ会長の竹中平蔵氏(70)が2021年6月9日、自身のユーチューブチャンネルで、東京五輪・パラリンピックを開催すべきと訴えた。

竹中氏は動画の冒頭で「オリンピック、パラリンピック。私はぜひこれをきちっと開催してほしい。万全の対策を講じながら是非開催してほしい、いやすべきだというふうに思っています」と語り、大会を開催すべき3つの理由を解説した。

竹中氏「日本は国際的な責任を果たすために...」

第1の理由は、東京五輪・パラリンピックが世界的イベントであり、日本の国内事情で中止すべきではないということ。竹中氏は「日本としては国際的な責任を果たすために国内事情をしっかりとコントロールしながらこれを実行に移す責任がある」と力説している。

2つ目の理由については、過去に五輪が中止になった例を取り上げながら解説。これまで夏季五輪が中止になったのは3回あり、いずれも戦争が理由だった。第一次世界大戦、第二次世界大戦時に大会が中止となっていることから竹中氏は「これは国内事情ではなくて世界の事情で出来ないからやめているわけです」と指摘した。

また、竹中氏はスペイン風邪の流行下のもと開催された1920年アントワープ五輪(ベルギー)を例に挙げ、次のように解説した。

「このパンデミックの中でベルギーのアントワープでのオリンピックはきちっとやられました。もちろん、その時の大会運営は大変だったとか、色々な記録が残っていますけども、パンデミックだからやめたということではなかったわけです。このスペイン風邪というパンデミックは、はっきり言って今の新型コロナウイルスの影響とは比べものにならないほど大きなものでした」

自身はすでに1回目のワクチン接種終了

そして3つ目の理由は、ワクチン接種の問題である。竹中氏はイギリス、米国でのワクチン接種率や、ウイルスの感染率などを日本と比較しながら分析。イギリス、米国の国民の4割から5割がすでに2回のワクチン接種を終え、ウイルス感染率が低下していることを指摘し、自身はすでに1回目のワクチン接種を終えたことを報告した。

竹中氏は「とくにかく今やるべきことは、とにかく頑張ってワクチンを普及させること。そして国際的責任を果たすために日本は今、このオリンピック・パラリンピックを万全の対策を講じながらきっちりやりぬくこと」と改めて五輪開催を訴え、「それが日本の責任であるし、これは日本にとっても良いことであると思います」と締めくくった。

竹中氏は2021年6月6日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)に出演し、東京五輪・パラリンピックの開催について持論を展開。五輪の中止、延期を求める世論に対して「世論は間違ってますよ」と発言し波紋を広げていた。