Nintendo Switch Liteも「ドリフト」集団訴訟の対象に。スティックが勝手に動く症状が複数報告
先日Nintendo Switchの取り外し可能コントローラーJoy-Conに欠陥があるとして集団訴訟が起こされましたが、その対象に発売されたばかりのNintendo Switch Liteが追加されたと報じられています。この訴訟は7月に、いわゆる「ドリフト」問題について提訴されたもの。ドリフトはプレイヤーが触っていなくてもアナログスティックが勝手に動き出し、ゲームプレイを妨げるという症状です。たとえば一人称視点ゲームでは、視点が横に流れる(ドリフト)等の苦情が寄せられています。

こうしたドリフト症状が、小型版SwitchことNintendo Switch Liteにも現れているとのこと。9月下旬にリリースされて数日後に早くも起こったと、ネット上でも複数の報告があり、人間が操作していないのにカメラが回転している動画も公開されています。



そうした苦情の一部は、訴訟でも言及されています。たとえば「BOTW(ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)をプレイしていて、カメラはアナログスティックに触れていないのに動き続けました。コントローラーの調整と(システムソフトウェアの)更新を試しましたが、再発しました」「たった20時間しか遊んでいないのに、ドリフトが発症しました。以前のSwitchよりも早く起こるのはなぜ?」といったぐあいです。

このドリフト問題を任天堂も認識しており、無償修理を指示したとの噂もありました。またiFixitがNintendo Switch Liteを分解して対策が施された可能性を指摘していましたが、効果は薄かったのかもしれません。

修理に出すさい、無印Switchの場合はJoy-Conのみを取り外して送付すればいいのですが、Switch Liteではコントローラーが一体化しているため、本体ごと送る必要があります。さらには修理品ないし交換品の返送までに数週間かかる可能性もあり、その分だけユーザーのストレスも大きくなるはず。任天堂の今後の対応を見守りたいところです。