シリアとの親善試合の前日会見で怪我人について言及したハリルホジッチ監督。写真:徳原隆元

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 2017年6月6日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督がシリアとの親善試合に向けて前日会見を行なった。仮想イラクを想定したこのフレンドリーマッチで懸念があるとすれば、怪我人の多さ。今野泰幸浅野拓磨などは6月5日の練習でもフルメニューをこなせていない状況を、指揮官も少し心配していた。
 
「今野は(5月25日のメンバー発表の頃に)思い描いていたようなプランで進まなかった。もっと早く試合に出ると思っていたが、そうではない状態で合流となりました(今野は6月4日の磐田戦で途中出場。これが3月のUAE戦以来の実戦だった)。今野の状態をここでいうのは難しいですね」
 
 ハリルホジッチ監督は今野だけでなく、乾の状態も「100パーセントではない」とコメントした。
 
「コンディションは上がってきましたが、試合に出たとしてもすぐに怪我をする可能性がある。もちろん、彼がチームにいたいという心境は理解できる。メディカルスタッフとも話して、(6月13日にイラク戦を行なう)イランに連れていけるかを判断したい」
 
 さらに浅野についても「怪我がありながら前に進んでいる状態」と話したハリルホジッチ監督は、決して小さくない問題を抱えながらシリア戦に臨むことになる。