【66年前のテープを奇跡のCD化】「水野修孝:電子音楽全集」(CD3枚組)――NHKスタジオ、Buchla・Moog黎明期の幻の未発表音源から奇跡の地下鉄録音まで。音の渦をボリューム最大で体感せよ。

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株式会社スリーシェルズは、作曲家・水野修孝(1934年~)の電子音楽作品を網羅したCD3枚組『水野修孝電子音楽全集』(品番:3SCD-0081、税込4,400円)を2026年6月14日に発売することを2026年5月13日に発表しました。作曲者自身が保管してきた約66年前のオープンリールテープをデジタルリマスター化した本作は、日本の電子音楽史における「空白のピース」を埋める歴史的リリースです。

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【66年前のテープを奇跡のCD化】「水野修孝:電子音楽全集」(CD3枚組)――NHKスタジオ、Buchla・Moog黎明期の幻の未発表音源から奇跡の地下鉄録音まで。音の渦をボリューム最大で体感せよ。

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■ 水野修孝と電子音楽について

水野修孝は1934年生まれ、現在92歳。東京藝術大学在学中から小杉武久らとグループ音楽の活動を開始。NHK電子音楽スタジオや米国ミルズ・カレッジ現代音楽センターで電子音楽の最前線を駆け抜け、ジャズ、オペラ、ミュージカル、交響曲と駆け抜けた。つい先日、山田和樹指揮、読売日本交響楽団によって再演された『交響的変容』は、世界最大規模の交響作品として名高い。しかし電子音楽における成果の多くは、作曲者のもとにオープンリールテープとして眠り続けたままだった。

本作は、水野修孝本人の提供・協力のもと、2025年1月から2026年3月にかけてテープを徹底的にデジタル化・リマスタリング。NHK電子音楽スタジオの大作から、シンセサイザー黎明期の未発表音源、藝大時代のコンクレート作品、そして廃駅「京成博物館動物園駅」の地下空間で収録された奇跡のフィールドレコーディング素材まで、作曲者の創作の全貌を初めて一堂に集めた、「音のタイムカプセル」です。

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■ 注目ポイント

(1)瞬間の輝きを ボリューム最大で体感する「カオスサウンド」

水野修孝の電子音楽の真髄は、精神と肉体の極限の集中が生み出す即興性にある。作曲者自身がこう語っている--「ぼくの音楽は、ボリュームの圧力が命です。小さな音ではなく、大音量でガーンと聴いてほしい」。NHK電子音楽スタジオで制作された大作《怒りの日》に始まり、ノイズ・電子音・波動が限界まで高められた各作品は、ボリューム最大に上げて聴くことを強く推奨する(体力と気力の充実した状態で)。

(2) シンセサイザー黎明期、日本人の幻の仕事――未発表音源《Meditation》をついに公開

DISC1に収録の《Meditation 第1番(Buchla)》《Meditation 第2番(Moog)》は、水野が米国ミルズ・カレッジ現代音楽センターで制作した音源。モジュラー・シンセサイザー「Buchla」と「Moog」が世界に登場したばかりの黎明期に、日本人としていち早く最先端機器を使いこなした記録だが、長らく未発表だった。電子音楽史の重要な証言として、再評価されるべき歴史的偉業である。

(3)《交響的変容》の原点《コンクレートのための交響曲》と《電子音楽〈怒りの日〉》を収録
DISC2収録『コンクレートのための交響曲』(1960年)とDISC1収録の《電子音楽〈怒りの日〉》(1972年)は、《交響的変容》を構想中に、同様の素材で作ったミュージック・コンクレートと電子音楽の作品である。無数の弦楽器が禍々しくも美しいハーモニクスを奏でるようなDISC2収録《遠隔操作〈不可逆〉-ハウリングのための音楽-》やエレクトーンの急速なダイナミクス変化で音響エネルギーを彫琢する《魚紋》など、特筆するべき作品が多い。