中国の宇宙開発についての野望が、ひとつついえることになった。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の宇宙開発についての野望が、ひとつついえることになった。ロシアが24日、国際宇宙ステーション(ISS)を米航空宇宙局(NASA)とともに2024年まで利用することを決めたと発表したからだ。ISSはこれまで、2020年に運用を終了することとされており、同年に中国が独自の宇宙ステーションを建設する計画であるため、同時点から当面は、中国が世界で唯一宇宙ステーションを運用する国になる見込みだった。

 ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)は24日(現地時間)、2030年までの活動計画を発表した。その中には、2024年までのISS使用継続が盛り込まれていた。これまで、NASAはISSについて、老朽化しているが、2024年までの運用が可能と主張していた。

 ロシアは資金拠出を2020年までとしており、ISSは同時点において運用終了となるとみられていたが、今回のロスコスモスの表明で、ISS運用の4年間延長が事実上決まった。

 中国は現在、実験的な宇宙ステーションを運営しているが、2020年には正規の宇宙ステーションを建設する計画だ。そのため、ISSが運用を中止してからしばらくは、中国は世界で唯一、宇宙ステーションを運用し、自国の考えによる利用が可能な国になるとみられていた。

 中国の宇宙ステーション建設計画に変更は発表されていないものの、中国の宇宙ファンの多くが期待を寄せた「世界で唯一の宇宙ステーション運用国」の肩書の実現は、“ついえた”ことになる。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)