平日は週5日、8時30分から17時15分まで勤務し、土日に審判員を務めるという異例のキャリアでもある中で、W杯の舞台に選ばれた三原氏。「海外派遣で平日不在にすることもありますが、職場の理解があって活動が続けられています」と周囲への感謝を口にしつつ、「W杯の審判に選ばれたニュースを聞いて、支える役割の審判やスタッフへの思いを馳せてもらうきっかけになってもらえればと思います。スポーツやってみたい、審判やってみたい、ボランティアやってみたいと思う方が1人でも2人でも出てきてくれればありがたいなと。それが、仕事をしながら審判員を続けてきた成果の一つとも言えると思います」と、松江市民、島根県民へメッセージを送った。

 W杯では同期でもある荒木主審と共闘する三原氏。「レフェリーカレッジに荒木と同期で入らせていただいて、同期で1級になり、同期で国際審判になりました。2人は気心知れた仲です。(荒木主審とは)歳は5つ離れていますが、信頼しているので、現地で2人で過ごす時間もストレスなくできると思います。いつでも、万全の状態で臨めるように準備したいです」と、これまで何度もコンビを組んできた2人が、W杯でどの試合が割り当てられるのか注目だ。

取材・文=菅野剛史(サッカーキング編集部)