新卒初任給40万円も!「若手の争奪戦」で右肩上がりの初任給…氷河期世代との「社内格差」に意外な対応策 人材マネジメントのプロが解説「バランス取るよりは」

年々、上がり続けている初任給。背景には何があるのだろうか。ニュース番組『わたしとニュース』でハレバレンサーを務める、EVeMの滝川麻衣子氏と考える。
家電量販店大手のノジマが12日、2026年度入社の新卒社員の初任給を、最高で40万円に引き上げると発表した。賞与の支給は年4回から2回に変更になるが、毎月の手取り額を増やし、業績に応じてベースアップを実施するということだ。
ここ10年程、上がり続けている初任給。滝川氏は「初任給は今後も上がり続ける」と予測する。
「大手企業の業績が右肩上がりの中、『誰に投資するか』となったときに圧倒的に若手の争奪戦が起きている。例えば40代の同級生は約200万人と言われており、20代はそのほぼ半分くらいになっている。普通に採用しようとしてもまず取れない。結構な有名企業でも採用に苦戦しているのが現状。こうした中で若手にそれなりのお給料を出して、どんどん投資をして、定着してもらい、若い労働力を確保していく流れはこれからも続く。したがって、初任給の引き上げによる採用争奪戦は今後も続くだろうとみている」(滝川麻衣子氏、以下同)
また滝川氏は今の20代と氷河期世代との間に「社内格差」が生まれ“不公平感”も渦巻いていることも指摘する。
「景気が良くないときに入社をしてきた今の40代後半〜50代の方たちは、実はこの近年ですら給与の伸び率は横ばいで上がっていない。それに対して20代は抜擢人材や給料も高く採用されているため、社内格差のようなものも起きている」
ではその“社内格差”に対し会社はどう対応すると良いのだろうか。滝川氏は「会社としては対応しないという手もある」と述べる。
「バブルで大量に採用された人たちは会社にとっては、給料も高いし人数もたくさんいるため、今後排出していきたい層ではある。それに対して若手はただでさえ争奪戦で、優秀な人を採用できたのであればもっと活躍して定着してほしい。あえてバランスを取っていくというよりは…という感じだ」
(『わたしとニュース』より)
