ChatGPT、さいきんのアプデで変わったところ4選【GPT-5.1】
課金してると感じやすいかも。
2025年11月13日、ChatGPTにアップデートが入り、利用されているAIモデルが新しい「GPT-5.1」になりました。前モデル「GPT-5」の一部性能が不評だったためのテコ入れです。実際触ってみると、アップデートの影響は確かに感じられ、利用の仕方に影響するものもありました。
どういったアップデートがきたのか・どんな感じなのかをまとめます。
1. 会話のキャッチボールがしやすく
今年8月に登場した「GPT-5」は会話が不自然で扱いにくく、絶妙な会話ができることで愛されていた「GPT-4o」がユーザーの希望に沿って復活。開発元のOpenAIは「偉大なAIとは賢いだけでなく、話していて楽しいものであるべき」と認め、新AIモデルを作りました。それが今回実装されたGPT-5.1です。
というわけで、GPT-5.1・GPT-5・GPT-4oで会話がどう異なるのか、同じ入力をして確認してみました(Googleドライブにこの記事を書くためにしたChatGPTとの会話をまとめてあります。興味を持たれた方はご覧ください)。
結論としては、会話のうまさは4o>5.1>5。4oがいちばん自然ですが、GPT-5.1も悪くありません。ただ、OpenAIが実現を目指したという「温かみのある会話」までは日本語だと行ってないかなぁ。
GPT-5の回答はとにかく本題に入ろうと急ぐ感じで唐突感があるのですが、GPT-5.1を使うと細かな言い回しが丁寧です。ちがいはちょっとしたものですが、リアルタイムだと格段に読みやすい印象で、言葉のキャッチボールがしやすくなっていました。
失恋の相談をしてみた際の会話に3つのモデルの差がよく出ています。いきなり「対処法」を語り出すGPT-5、敢えて1回こちらにボールを渡すGPT-5.1、配慮とアドバイスのバランスがいいGPT-4oとかなり異なる結果となりました(それぞれ実際の会話へのリンクです)。
GPT-5.1にデメリットのようなものは特に感じませんでした。既にデフォルトになっているので、特に何もしなくても進化を享受できます。課金している場合はモデルセレクターから回答に使うモデルを切り替えられるので、改めて自分の好みに合うものを探ってみるのもまた一興です。
2. カスタム指示にしっかり従うように
ChatGPTには特殊なプロンプトを設定&回答を調整する「カスタム指示」という機能があり、ChatGPTの口調や性格、回答の形式などを自分好みにチューンできます。残念なことに、今までは守ってもらえないことが多く、キャラや文体の崩壊が多発していました。今回、これを改善するアップデートがきています。
実は今回いちばん効果を実感できたのはこれ、回答がしっかり変わります。たとえば、「俳句調(5文字-7文字-7文字)で回答して」というカスタム指示を入れると、GPT-5.1はかなり忠実にその指示を守りました。最初からいきなり守れていないGPT-5と比べると差は歴然。
ほかの設定の影響を受ける&無課金だと効きが悪いので万人向けではありませんが、課金して利用されている方は設定してみる価値があると思います。指示の内容によってはハルシネーションや虚偽報告を避けつつ、ディープな調査を行うことも可能でした。
3. 適応推論
課金している際に指定できる「GPT-5.1 Thinking」というモデルに搭載された機能で、「問題に合わせて考える長さを最適化」します。簡単なプロンプトにはすぐ回答し、難しければ長考するって感じです。
日常的なお願いの多くはそこまで難しくないからだと思いますが、体感で早く回答される率が少し上がった気はします。
4. 回答の正確性の向上
そのままの内容ですが、正直あまり感じられませんでした。無課金ChatGPTで体感できるといいなと思ってそちらで主に試したのですが、普通にまちがいますね。Amazonで最安製品を検索してもらったのですが、もっと安い製品がすぐに見つかりました。
ChatGPTの回答は引き続き、無課金の場合は特に、鵜呑みにしないほうがよさそうです。
ChatGPTに「温かい会話」が帰ってきた。OpenAIがGPT-5.1をリリース、評判が悪かった5を改善
Source: OpenAI (1, 2)
