赤西弟の誕生会は’12年12月21日夜に始まったが、錦戸が店を出たのは翌朝4時半すぎ。泥酔してまともに歩けず

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特集:ジャニー喜多川亡き後の芸能界 渋谷すばる退所で不満が爆発、事務所はお手上げ……。

赤西弟の誕生会は’12年12月21日夜に始まったが、錦戸が店を出たのは翌朝4時半すぎ。泥酔してまともに歩けず

 それは戦慄の光景だった。

 ’12年12月21日。その日、麻布十番(港区)の有名クラブに集まったのは赤西仁(35)、山下智久(34)、そして錦戸亮(34)と若手の俳優たち。クラブでは、赤西の実弟の誕生会が行われていた。

 日付が変わり、赤西と山下が帰宅。どんどん夜は更けて早朝4時をまわったころ、ようやく錦戸が店の外に出てきた。

 かなり酔っているらしく、支えがないとまともに歩けない。しかも、デニムがずり下がり、グレーの下着が丸見えになっていた(写真上)。

 連れの男性と大通りに向かって歩き、通りを越えたそのとき――錦戸はなんと、歩道に停めてあった自転車を蹴飛ばし、両手で摑むとウエイトリフティングのように頭上に持ち上げた。そして何か叫びながら、アスファルトにたたきつけた。完全に目は据わっている。

 慌てて友人が錦戸の腕を取り、そのまま近くのコンビニへ入った。

 数分後、阪神タイガースのキャップを被り、咥(くわ)えタバコで出てきた錦戸(2枚目)。一瞬、笑ったように見えたが、友人に身体を押さえつけられながら、何やら吠え始めた。放せ、放せ!

 危険を感じたのだろう。友人たちは路上に出てタクシーを停め、後部座席に押し込んだ。だが、錦戸は激しく抵抗して、車を降りてしまった……(3枚目)。

「錦戸の酒グセの悪さはジャニーズ内でも指折り。赤西、山下らいわゆる"赤西軍団"で六本木や西麻布を飲み歩いては大暴れしていました。そして’14年6月、ついに警察沙汰になった。クラブを出たところを一般人カップルにジロジロ見られたと錦戸が激高。『なんか文句あんのか!』とつっかかり、口論となったのです。その様子をカップルの女性がスマホで撮影していることに山下が気づき、スマホを取り上げた。これにカップルがキレて、麻布警察署に被害届を提出。窃盗容疑で捜査が始まりました」(芸能プロ幹部)

 結局、この事件は立件されなかったが、本誌を含め一部マスコミが報じ、錦戸の酒グセの悪さが一般に伝わることとなった。昨年もラウンジでケンカするなど、錦戸には酒のトラブルが付きまとった。

「ここにいたら評価されへん」

「亮はいつも何かに苛立っていました。ツルんでいた赤西や山下を通じて小栗旬や山田孝之ら、いわゆる小栗軍団へと交友関係を広げていく中で、俳優業に憧れ、演技の仕事こそ、自分の生きる道だと確信した。するとアイドルの仕事が一段下に見えて、バカバカしくなった。『ドラマや映画の仕事が好きだ』と主張しても、『アイドルが片手間にやってるだけだろ?』という目で見られることが耐えられなかった」(前出・芸能プロ幹部)

 俳優ともうひとつ、錦戸がこだわっていたのが音楽だ。だが、錦戸の知人によれば「関ジャニにいる以上、コントみたいな曲も歌わなあかん。ここにいる限り、音楽性が評価されることは絶対ない」とコボしていたという。

 小栗軍団にいることで世界は広がったが、同時に「関ジャニ」メンバーであることの限界も感じていた。そのギャップを埋めるためには酒が必要だった。

 抑えていた衝動を解放したのが赤西の退所(’14年)、そして昨年4月の『関ジャニ』メンバー、渋谷すばる(37)の脱退→退所だった。知人が続ける。

「赤西はアジアツアーを展開するなどして、年収は数億円あるといわれている。『KAT―TUN』時代より自由で、しかも稼いでいる。決定打は、音楽の才能を認めていた渋谷の独立です。『うまくいくはずがない』、『干される』と散々叩かれていたのに、フタを開けてみたら大手のワーナーミュージックからCDをすんなりリリース。固定ファンが数万人いるからファンクラブ会費で食っていける。好きなことができている――そう気づいた時点で、"関ジャニの錦戸"は終わったも同然だった」

 渋谷の脱退以降、4〜5回にわたり、話し合いがもたれた。だが、錦戸はグループを脱退すると言って聞かず、話し合いは平行線を辿る。最後には事務所に残るか、出るかの選択肢しかなかった。

「錦戸のために、事務所は俳優の仕事を優先して取っていました。ジャニーズ事務所のカラーにそぐわない映画でも本人が望むならば妥協した。それでも『ジャニーズは辞める』の一点張り。錦戸は再来年公開の宮藤官九郎の映画に出演するんですが、まともに話ができないので、制作側に『直接、錦戸と話してください』と伝えたそうです」(制作会社スタッフ) 

 メンバーとの溝も深まる一方だったとこのスタッフは嘆く。

「最後の公演となる今回の5大ドームツアー『十五祭』ではまるでコミュニケーションを取ろうとせず、メンバーといる時間を極力、短くしようとしていた。すばるの脱退騒動のときは、横山裕が必死にグループをまとめようとしていたが、今回はもう誰も動かなかった。ツアーのスタッフはおろか、事務所への挨拶もないまま、錦戸は去ったそうです」

 錦戸の酒グセの悪さに、事務所はほとほと手を焼いていた。エスカレートする一方の素行の悪さに、事務所として、お手上げだったのもまた事実。冒頭のシーンは錦戸とジャニーズ事務所の間に亀裂が入った原点だったのだ。

パーティ会場を出た後、コンビニでいったん、酔いを醒ますも怒りが再燃。友の制止を振り切って雄たけびをあげた

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