「もがみ型」護衛艦、NZが導入検討…オーストラリアが導入・中国の海洋進出を警戒
【ジャカルタ=作田総輝】ニュージーランド政府は7日、導入を計画する新しいフリゲート艦について、日本の海上自衛隊護衛艦「もがみ型」の改良型を有力候補の一つとして検討していると発表した。
英海軍の「31型」フリゲートをもう一つの候補としている。2027年末までに選定に向けた提言がまとまるとの見通しも示した。
「もがみ型」を巡っては、ニュージーランドと同盟関係を結び、防衛装備品の共通化も進めるオーストラリアが導入を決めている。日本政府が推進する豪州との防衛協力がニュージーランド側の判断を後押しする可能性がある。
ニュージーランドのクリス・ペンク国防相は7日の声明で、「パートナー国との協議を優先し、豪州が選定した『もがみ型』と『31型』を検討対象とする事業計画を策定した」と説明した。
ニュージーランドが同盟国などと連携しながらフリゲート艦の刷新を急ぐ背景には、海洋進出を活発化させる中国の存在がある。昨年2月には中国軍がニュージーランドと豪州の間の公海上で実弾演習を実施し、警戒感はいっそう高まった。ニュージーランド軍は自衛隊との共同訓練も重ねている。
ニュージーランド政府によると、同国海軍はフリゲート艦を2隻運用している。2隻とも老朽化が進み、30年代半ばまでに設計寿命を迎える見通しだという。
