Image: OpenAI/YouTube

2026年1月7日に「ChatGPT Health」という新機能が発表されました。健康アプリ(iPhoneに標準搭載されている「ヘルスケア」など)のデータをChatGPTに共有すると、それに関連したアドバイスがもらえるというもの。ChatGPT内に医師監修の「AI健康管理ルーム」ができる感じです。

Web・iOS版でウェイティングリスト登録後に利用可能になるという状態でまだ試せてはいないのですが、かなり気になる。

「勘」に頼った健康管理の不確かさとその不安を、AIがデータに基づいて解消してくれそうなんです。

ChatGPTがスマホに眠っている健康データを活用&アドバイス

スマホやスマートウォッチで歩数や心拍を記録している人は多いと思いますが、「取っているだけ」になってませんか? ChatGPT Healthは、この「楽に溜まる健康データ」をAIに自動でシェア、ChatGPTアプリを開けば手軽にアドバイスがもらえるという機能です。

医師260人が監修した「HealthBench」という専用の評価指標に基づいた機能なのも大きな特徴になっています。生成するアドバイスは、ネットの断片的な知識ではなく、医学的な知見とユーザーの健康データに基づいたもの。

OpenAIは、「健康維持のための運動の仕方についてアドバイスをもらっている」「自分の病気に対する専門家の見解を理解するために使っている」といった事例を紹介しています。医療などの専門家とユーザーの間に立って実践や理解を助かるAIツールというのがその立ち位置です。

AIの健康アドバイスは現時点でもけっこういい

自分は食事・運動の記録をノートにつけていて、ときおりそれをAI(今はGeminiが多いですが)に見せてアドバイスをもらっていますが、普通にいいですよ。気を楽にしてくれるんです。

「このまま続けてて大丈夫なのか?」という不安を消せるときがある

こんな感じで筋トレ・食事の記録をノートにつけてます
Photo: かみやまたくみ

たとえば、先日記録を見たら、数ヶ月ダイエットしてるのに腹回り(ウエスト)が1cmしか減ってないことに気づいて、めちゃくちゃ不安になりました。「停滞してる? やり方がまちがってる?」って。

で、記録を写真に撮ってAIに見せてみたんです。AIの回答は「活動データや食事の傾向から見て、ゆるやかに体脂肪の減少が進んでいるように見えます」。

自分でもその可能性は考えていましたが、自信が持てなかった。AIの回答は鵜呑みにするものではありません。それは頭で分かっていても、自分以外の存在に言葉にしてもらえるとやはりちがう。「そこまでまちがってなさそうだから、慌てず続けながら合ってるのか調べてみよう」と頭を切り替えられたんです。

「急激なダイエットはリバウンドしやすいので、徐々に減らすのがセオリーの1つ。まさに徐々に減らせてる状態だから根気強く続けたらいいと思います」とAIは述べていましたが、実際調べてみるとそういう考え方が確かに専門機関で紹介されていました。

健康・運動関連って「人による」がめちゃくちゃ多くて、常に「これでいいのか?」という疑問が頭をよぎります。調べて確認しながら成功と失敗を繰り返す感じになりやすく、失敗っぽいときはメンタルがきつい。AIを間に入れるとそこが楽になります。

AIに思っていることを伝えると、とりあえず客観化されます。これが健康・運動関連で発動されると、勘で向き合わざるを得ないが故の手探り感と不安を和らげ、自信を持って継続しやすくなる印象です。「人間の専門家の見解と同等ではない」を前提にしても、ちゃんと機能します。特に今回のように記録を読み込ませた場合は。

「AIに伝える手間」を減らしてくれるのが魅力

今回のChatGPT Healthは、こうしたカジュアルなAI分析を少ない手間で、より正確性を重視して行える機能です。スマホには運動時・安静時双方での活動量や心拍数・Wi-Fi体組成計でとった体重・体脂肪率といった「健康を分析するための基本データ」が入っていますが、ChatGPTがそれを参照できるようになるのがとにかく大きい。ノートの記録を写真にとってアップみたいなことしなくても、アプリを開けば分析・健康アドバイスを出す準備はもう整っています。

ただ、利用前に共有データの扱われ方については確認したほうがいいと思います。AI学習に健康データは利用されないとはなっていますが、プライベートなデータの共有ではあるので利用する/しないは各人の考え方次第になってくるはずです。

大まかな使い方は公式の動画で紹介されているので、そちらをご覧いただくのが早いと思います。

Source: OpenAI, Johns Hopkins Medicine

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