一番捕まっている違反って?

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交通違反トップ3!

 年末年始は帰省や旅行、初詣などでクルマを利用する人が増える時期です。交通量が多くなるこの季節に注意したいのが交通違反です。

 ドライバーは交通ルールを守る必要がありますが、違反をすれば警察による取り締まりを受けることになります。交通違反には事故の危険があるほか、検挙されればせっかくの年末年始の思い出にも影を落としかねません。

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 では、交通違反のなかで最も多い違反には何があるのでしょうか。今回は2024年の1年間で多かった違反を振り返ります。

 警察庁は2025年2月27日、「令和6年中(2024年)における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について」を公表しました。

 2024年の交通違反の検挙総数は514万3671件で、前年の547万6654件から約33万件減少しています。

 2021年の677万5820件、2022年の614万1535件と比べても年々減少傾向が続いていますが、依然として数百万件規模の違反が発生しているのが現状です。

 そのなかで最も多かったのは「一時不停止」で117万7924件に上りました。

 一時停止は、赤信号が点滅する交差点や、信号のない場所で標識が示されている場合、歩行者が横断歩道を渡ろうとしている場合など、停止義務がある場面は少なくありません。

 ドライバー自身は止まったつもりでも、タイヤがわずかに動いている状態では検挙対象となるため、完全に停止して左右の安全確認を行うことが重要です。

 次に多かったのは「最高速度違反」で84万7378件でした。

 速度超過は事故の重大性を高める要因であり、特に高速道路では危険性が増します。超過速度別に見ると「速度50以上」が1万555件、「速度20未満」でも26万件以上が検挙されており、幅広い速度域で違反が発生していることが分かります。

 3番目は「放置違反金納付命令件数」で63万5787件でした。駐車違反は都市部を中心に依然として多く、交通の円滑さや歩行者の安全を妨げる要因となっています。

 違反後には車両に黄色いステッカーが貼られ、使用者に対して反則金の納付が命じられるため、うっかり停めた場合でも速やかな対応が必要です。

 違反の種類は前年と同じですが、検挙数の減少はドライバーが安全を意識している証拠ともいえます。

 それでもなお数百万件規模で違反が発生している現状を踏まえれば、停止線で必ずタイヤを止める、速度を守る、駐車禁止場所に停めないといった基本的な行動を徹底することが欠かせません。

 続いて、交通違反の中で“反則金”が最も高い違反は何なのでしょうか。

反則金が「最も高い」違反とは!

 違反をすれば検挙されるだけでなく、反則金が科されるケースがあります。

 切符の色によって処理が異なり、青切符では刑罰の代わりに反則金を納めることになります。

 金額は違反の種類によって幅がありますが、なかには数万円に達するものもあります。では、反則金が最も高い違反とはどのようなものなのでしょうか。

交通違反を取り締まる覆面パトカーはクラウンだけではありません!

 反則金のなかで最も高額なのは、大型車の「速度超過35キロ以上40キロ未満(高速道路)」と「積載物重量制限超過(5割以上10割未満)」で4万円です。

 普通車の場合は3万5000円が最高額で、速度超過や積載物超過の大幅違反が該当します。

 積載物重量制限超過は、荷物を積みすぎることで車両の安定性が損なわれ、重大事故につながる危険があるため厳しく取り締まられています。

 速度超過、いわゆるスピード違反も反則金が高く設定されている傾向にあり、普通車の場合「30キロ以上35キロ未満(高速道路)」で2万5000円、「25キロ以上30キロ未満」でも1万8000円となっています。

 また、先ほど件数が多かった違反に目を向けると、一時不停止は普通車で7000円、放置違反金納付命令に関しても放置駐車違反の反則金は普通車で1万5000円と定められています。

 さらに、反則金制度の対象外となる違反もあります。飲酒運転や酒気帯び運転はその代表で、反則金ではなく刑罰が科される重大な違反です。事故の危険性が極めて高いため、懲役や罰金といった厳しい処分が適用されます。