銀座

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中国のSNS・小紅書(RED)に5日、「日本旅行では毎日なんとなく『人生つらい』という感覚があった」との投稿があり、反響が寄せられている。

投稿者の女性は、「この感覚はホテルの予約や貸し切り車を探す時点から始まり、食事が口に合わなかったことで一気に極限まで増幅された」とし、5つの具体例を挙げた。

1つ目はホテルについてで、「(宿泊料金が)高い上に狭い。立地が少し便利なだけで1泊1000〜2000元(約2万3000〜4万6000円)はするのに、20平米ちょっとしかなくて窓も開けられない。しかも朝食は別料金。後で貸し切り車の運転手に聞いたら、ホテル料金はコロナ後に急騰してそのまま下がっていないらしい」とつづった。

2つ目はタクシー料金が高いことで、「これまでたくさんの先進国に行ったことがあるけど、ここまでタクシー料金が高いと感じたことはない。上野公園から銀座まで距離にして6〜7キロほどなのに、タクシー代は150元(約3500円)もかかる。東京から根まで(タクシーを)貸し切りにしたら片道で約2000元(約4万6000円)かかる」と漏らした。

3つ目は食事が口に合わないことで、「海鮮は新鮮だし、和牛も確かにおいしい。でも、胃が完全にストライキを起こした。原因は2〜3日まともに野菜と果物を食べていなかったことだと思う。日本の料理はたんぱく質と炭水化物が中心で、とにかくつらかった。お腹が張って全然消化できず、胃腸薬やヨーグルト、コーヒーを飲み、1日2万歩歩いても改善しなかった」と振り返った。

4つ目はルールが多いことで、「外を歩いているだけで緊張する。中国では地下鉄は右側通行だが、日本は左側通行なので、気を抜くとすぐ逆に歩いてしまう。秋葉原を歩いていた時も、周囲の店に気を取られて少し歩くのが遅くなっただけで後ろにいたおじさんに舌打ちされた」「試着の時には試着室の外で靴を脱がなければならないが、知らずに入ってしまった。店員は靴を脱がない外国人を見慣れているのか、私を見ても特に注意はしなかった」「根で温泉に入った時も、(浴場で)スリッパを外で脱いで裸足で入るというルールを知らずに全員スリッパのまま入ってしまった。友人は日本人のおばさんに怒られていた」とした。

5つ目は「(日本は)J型(計画性や秩序を重視するタイプ)すぎてP型(自由や柔軟性を重視するタイプ)にはつらい」で、「レストランの良い席や、特別な料理は予約が必要だったりする。コスト管理のためだと思うが、消費者目線ではあまりうれしくなかった」と記した。

そして最後に、「日本は確かにとても清潔な国でどこも驚くほどきれいだ。しかも、美しくてデザイン性の高い建築物がたくさんある。実体経済もかなり活気があり、日本のローカルブランドの商品は安く買える」と評価しつつ、「ただ(自分のような)その場の感情や柔軟性を重視する人間にとって、日本はあまりリラックスできる場所ではなかった」とつづった。

この投稿に、中国のネットユーザーからは1000件を超えるコメントが寄せられており、「日本に長く住んでいるけど、その通りだと思う」「私も同感。新幹線で話をするのもためらう。同行者と目配せで会話するしかない。他人に迷惑をかけないのは分かるけど、そのせいで自分が縛り付けられてまったくリラックスできない」「日本で不満だったのはどの料理も脂っこくてしょっぱかったこと。日本は薄味と聞いていたけど、まったく違った」「飲食はまさにそう。私は日本に行くたびに便秘になってる。本当につらい」といった声が上がった。

また、「確かにルールは多い。行く先々で自分が異国人であることを感じさせられる。毎日新たなルールを頭に入れなければならない状態だった」「日本には明示されていないルールがたくさんある。敏感な人は周囲の顔色をうかがいすぎて疲れてしまう。私がいる北米は何もかもが大きくて、人々は純朴でナイス」といった意見も寄せられた。

一方で、「日本は良い方だろう。少なくともトイレはたくさんあって無料」「秩序が分かる人には(日本は)快適。私はマナーの悪い行為が嫌いだから」「日本ですら高いと思うとは。ほかの先進国はもっと高いぞ。日本はすべての先進国の中で一番安い」「日本の物価は欧米と比べたらまだ良心的。ホテルやタクシー料金だってほとんどの欧米の先進国より安い。欧米の店はほとんど予約制で、日本の方がまだ予約不要の店が多い」といった反対意見も。

さらに、「私は日本に住んでいた時は、秩序があるからこそリラックスできたけどなあ。自分の境界線や権利が侵される心配がない。帰国してからは本当にイライラする」「私は真逆。日本で毎日楽しく快適に過ごせた。私みたいに内向的な性格の人間には、日本はピッタリ」「私も人と距離を置きたいタイプだけど、日本に行くたびに自由になった気分で、イライラすることなんて何もない」といったコメントが書き込まれた。

このほか、「だから自分に合った場所に行った方がいい。日本は私にとって唯一、何度も行きたいと思える国。近くて便利、食べ物は清潔で物価も高くない。凝った雑貨が多くて人々も(少なくとも表面上は)みんな親切」「安いのがいい、コスパ高いのがいい、自分の口に合う食事がいい、ルールなく自由にやりたい、人が少ない方がいい、環境が良いところがいい……。すべて自分好みを望むなら、自分で建国しな!」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/北田)