「絶対何か入ってるだろ!」ツッコミが止まらない…怖さと笑いが同時にくる“ヤンデレカフェ”の世界観に読者ハマる読者【作者に訊く】

【漫画】本編を読む
「ヤンデレ」という言葉をご存じだろうか?「病む」×「デレ」の2つを組み合わせた造語で、恋愛対象を愛するがあまり狂気的なほどの愛情を抱き、たびたび凶行に走る傾向の人を指す言葉だ。もともとはアニメや漫画で登場するキャラに対して使われていたが、現実でもヤンデレに近い人は存在するという。この漫画は、そんなヤンデレをこよなく愛する“ヤンデレ好き”のためのカフェが舞台だ。
■ ヤンデレを安全に楽しめる?体験型カフェを舞台にしたコメディ漫画



「本カフェでは“安心・安全”に至高のヤンデレをお届けします」――そんなコンセプトを掲げる、体験型の「ヤンデレカフェ」が舞台の本作。注文できるのは、見るからに怪しげな「異物混入してそうなメニュー(1,280円)」。店員は微笑みながら「何も入っていないよ」と言い切るが、どう見ても怪しい。さらに手錠、包丁、注射、監禁といったオプションまで完備(※あくまで安全)。ツッコミどころ満載の空間に、「発想が天才かw」「本当にあったら行ってみたい」といった声が相次いだ。
この強烈な設定を生み出したのは、漫画家のひのみやさん。作品を描いたきっかけについて、ひのみやさんは「もともとは趣味で描いていた作品で、『ヤンデレが好き』という想いを発散したい一心で描いた」と振り返る。その後、pixivコミック月例賞で大賞を受賞し、商業連載、単行本化へとつながった。ひのみやさんが単行本化の連絡を受けたのは、体調を崩して会社を退職したタイミングだったのだそうで、「これからは漫画を描いて生きてみようというきっかけにつながった、大切な作品だ」と語った。
「ヤンデレを楽しめるカフェがあったらどんなにすてきだろう」。そんな想いを詰め込み、自身が考える“最高のヤンデレ”をふんだんに盛り込んだ本作、「ヤンデレカフェへようこそ」。ひのみやさんは「コメディ要素も盛り込んでいるので重くなりすぎず、ヤンデレを知らない方も気軽に楽しめると思う」と、見どころを明かす。怖いのに、なぜか気になる。そんな“怖いもの見たさ”をくすぐる世界をぜひ一度のぞいてみてほしい。
取材協力:ひのみや(@ominomiya3)/スクウェア・エニックス

