竹中平蔵氏(2014年撮影)

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 パソナグループ会長で慶応大名誉教授の竹中平蔵氏が9日、自身のYouTubeチャンネル「平ちゃんねる」を更新し、3つの理由を掲げて、東京五輪開催をすべきと主張した。

 これに対して、高評価が1200なのに対して、低評価が2300以上となるなど、厳しい声が寄せられている。

 竹中氏は第1の理由として「世界的なイベント。国内事情でやめるということはあってはならない。日本としては国内事情をしっかりとコントロールしながら、実行に移す責任がある」と主張した。

 続けて2つ目の理由には1920年のアントワープ五輪はスペイン風邪のパンデミック禍でも行われた点を挙げた。竹中氏によれば「過去にオリンピックを止めた例は3回。第1次世界大戦と第2次世界大戦。これは国内事情ではなく世界の事情だった」と言及。一方で「スペイン風邪は当時の地球の人口は20億人。そのうちの5億人が感染した。感染者の10人に1人が亡くなった。それでも五輪をやった」と回顧した。その上で「高橋洋一さんがさざ波と言って批判を浴びましたが、欧米に比べて影響は少なく済んでいるのだから、実施すべきと思う」と話した。

 第3の理由には、ワクチンの普及により欧米では感染者、死亡率ともに激減。「コロナ問題における世界の認識は大きく変わった」として人流を抑える議論はもはやしていないことを挙げている。

 この竹中氏の主張にコメント欄には「開催の根拠に100年前のアントワープ五輪を挙げてきたから正直ドン引きした」「コロナは世界事情じゃないんですか」と批判の声が多く寄せられている。

 コロナのコメンテーターとして多くのテレビに出演する宇都宮市インターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁医師はツイッターで記事を引用し「なにかに目がくらみ、誤った認識でなにかのためにひたすら詭弁を弄し無理を強いて我田引水。国民に対して万全とは程遠い対策しかしてこなかったツケがいま現れている。政治に政商が混ざり込んでは国が滅びる」と批判した。