厚生労働省はこのほど自殺者数(確定値)を発表した。2022年の1年間で自殺した人は2万1881人、前年から874人(4.2%)増加した。このうち児童・生徒は514人で、警察庁の統計開始以降、500人を超えるのは初めて。児童・生徒の自殺対策をめぐっては、厚労省や文科省が協力して対策をとっているが、必ずしも効果的とは言えない状況だ。実態の把握もまだまだ不十分。そのような中、今年4月から、「こども家庭庁」が鳴り物入りで発足し