【新潟県知事選】現職・花角英世氏が当選確実 選挙中は自民党幹部も「引き締め」 立憲と公明は支持分かれる《新潟》
5月31日に投開票された新潟県知事選挙は、現職の花角英世氏(68)が当選確実となり、3つどもえの戦いを制しました。
今回の選挙では自民党が花角氏を支持、ほかに日本維新の会、国民民主党、公明党の県組織が支持しました。
対抗馬の新人・土田竜吾氏(38)は元県議(立憲民主党)。立憲と社民党が支持し、中道改革連合と共産党が自主支援に回りました。
立憲県連は去年、知事選に向けて独自候補の擁立を検討していると公表。その後、立憲と公明が中道改革連合を結成しましたが、2月の衆議院選挙で自民党に大敗。
そして3月末。「原発廃止」を強く訴え、政党や団体に所属しない新人・安中聡氏(48)が出馬を表明。
次いで立憲が擁立したのが元県議の土田氏でした。
安中氏は当初、原発政策の一致を条件に、土田氏の支援に回ることも検討。しかし折り合わず、知事選は三つどもえの戦いとなりました。
国政では立憲と新党を結成した公明。しかし公明の県組織は2018年の初当選時から花角氏を支持。その経緯などから、今回の選挙でも花角氏の支持にまわりました。
土田氏は柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐり、花角県政下で、出直し選挙や住民投票が行われなかったことを批判。「再稼働のプロセス」を一大争点に掲げ、「将来的に原発ゼロを目指す」としました。
もうひとりの新人・安中氏は「この選挙で明確に原発廃止を訴えているのは自分だけ」と主張。花角氏は再稼働を容認したため、原発をめぐる主張は三様に分かれました。
告示日の前後には、自民党本部から西村康稔選挙対策委員長が来県。
自民は2月の衆院選で大勝し、高市政権の支持率が高いポイントで推移していますが、地方の首長選では敗北も目立ちます。西村選対委員長は「油断すると負ける」と引き締めました。
今回の勝利で、花角知事は3期目の県政をスタートさせます。
県財政の立て直しや、新型コロナ禍への対応に迫られたこれまで2期8年を「守り」と表現し、今後は経済成長など「攻め」への転換を図る考えです。
