(写真:AP/アフロ)

写真拡大

《期待以上でした。プレーオフに初めて出場しましたし、ワールドシリーズも優勝しました。これ以上のことは望めません》

12月5日(日本時間、以下同)、ドジャース大谷翔平選手(30)がアメリカの全国紙『USA Today』のインタビューに応じ、ワールドシリーズ制覇を果たした’24年シーズンを振り返っていた。

「大谷選手は現在、11月に受けた左肩手術のリハビリに励んでいるそうです。全米を飛び回るシーズン中と比べて、夫婦として過ごす初めてのオフシーズンで2人きりの時間を作れていることでしょう」(在米ジャーナリスト)

そんななか、真美子さんは12月11日に28歳の誕生日を迎える。前出の在米ジャーナリストは、「あるスポンサー企業が真美子さんに特別な品物を用意している」と語るが、大谷は真美子さんをどう祝うのだろうか。真美子さんの実業団時代の知人は明かす。

「実業団時代には、チームメートと誕生日をお祝いし合っていましたね。真美子さんはチームメートの誕生日のときには、直筆の手紙を添えたクッキーなどをプレゼントしていましたよ。誕生日に洋菓子を渡すのが真美子さん流なのでしょう。

一方、プレゼントとして何が欲しいのか聞かれたとき、真美子さんは、『とくに欲しいものはない』と言っていましたね。チームメートの間では“実用的なものがいいのでは”という話になり、スエットやスポーツドリンクのセットをプレゼントしていました」

大谷は真美子さんの性格を理解しているようだ。3月7日発売の『Number』で、真美子さんへの誕生日プレゼントを尋ねられて、シューズと答え、さらにその理由を語っていた。

《僕と一緒で、何が欲しいというタイプじゃなくて、何でもいいけど実用的に使えるものがいいかな、というタイプなので》

“欲しいものがない”真美子さんだが、大切にしていることがあるという。

5月に、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』で大谷の新居が報じられ、各メディアが追随。現地LAで執拗に取材を敢行したのが日本テレビとフジテレビだった。

特にフジテレビが、塀の隙間から新居内にあるバスケットボールのコートを撮影し、近隣住民にも接触したことに大谷は激怒。10月にワールドシリーズ優勝が決定した際、地上波中継を担当していたフジテレビの取材に応じなかった。

「大谷選手がここまで怒りをあらわにしたのは、真美子さんを思ってのことだったそうですよ。LAで強盗事件が頻発しており、危険が及ぶことを心配し、また真美子さんの“トラウマ”を刺激してしまうのではという思いがあったといいます」(前出・在米ジャーナリスト)

大谷が気に懸けた真美子さんの深刻なトラウマとは何だったのか。

「真美子さんのお父さんは“転勤族”だったと聞いています。東京で生まれた真美子さんですが、すぐに兵庫に引っ越し、小学1年生まで過ごしました。東京に戻って、1年後には都内で転居。さらに中学生の時期など2回、転居を経験したそうです。

関西から関東への転校や、思春期に目まぐるしく環境が変わったことは大変だったといいます」(前出・実業団時代の知人)

一挙手一投足に注目が集まるスターの大谷。新居報道にあれほど激怒した真相を前出の在米ジャーナリストが明かす。

「真美子さんの過去を知っていた大谷選手は、真美子さんがまた自分の意思に反して、住居を変えなくてはいけないことになってしまうのを危惧し、激怒していたのでしょう。

彼女には安穏の時間がなによりも大事だと考えているといいます」

■子供のときの転居が心身に与える影響

11月、メディアプラットフォーム「note」に真美子さんの実兄でラグビーの田中真一選手(30)の所属チームが投稿した真一の人物紹介にも、こんな記述があった。

《父親の仕事の関係で、小さい頃から引っ越しを繰り返したが、環境が変わってもずっとラグビーを続けてきた》

子供時代、引っ越しを繰り返すことが心身に与える影響について、心理カウンセラーの横山真香さんが解説する。

「私のクライアントでも子供のときの引っ越しの過去がトラウマとなっている人はいます。

その人の性格にも非常に関わってくるのですが、新しい環境に慣れることに多くのエネルギーを消耗する場合ですと、引っ越しはストレスになります。

社交的なイメージの強い真美子さんですが、もともとの社交性に加えて、引っ越しによってさらに磨かれていったものでしょう。

ただ、小学校高学年や、中学校の思春期は周囲に適合するのに大変だったこともあったのではないでしょうか」

真美子さんが繰り返してきた引っ越しだが、メジャーリーガーも同様のようだ。メジャーリーグ評論家の福島良一さんがこう語る。

「野球に集中するためには引っ越しをしないにこしたことはありません。ご近所付き合いなどもあるでしょうしね。

お子さんができたりしたら、学校の問題なども出てきます。真美子さんが少女時代に5回も転居していたということになると、自分の子供にそういった思いをさせたくないと思うことでしょう。

大谷選手はドジャースと’24年から10年契約を結んでいますので、今後9年間、39歳になるまでずっとドジャースでプレーできるわけです。

大谷選手が長期契約を結んだのも結婚を決めていた真美子さんと引っ越しをせずに、安心して暮らしていくためでもあったのではないでしょうか」

前出の『USA Today』のインタビューで、「みんなが私をサポートしてくれたことに感謝しています」と語っていた大谷。真美子さんと助け合いながら、さらなる高みを目指していくーー。