抽選を突破したケントンが競馬の祭典に挑む

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 「日本ダービー・G1」(31日、東京)

 夢の舞台へ滑り込んだ。2分の1の抽選を突破したケントン。さらに、ロスなく立ち回れる2枠3番の絶好枠もゲットした。田島師は「内枠は全然いいですね。出たなりで運べばいいし、行けちゃったら行ってもいい」と歓迎する。

 デビューから4戦目までダートを使われてきたが、3月の山吹賞で初芝に挑戦すると、12頭立ての最低人気を覆してV。父リアルスティールの血統背景を考えれば、芝での目覚めも不思議なことではなかった。続く青葉賞は大外枠から積極策に出て10着に敗れたものの、「枠が良くなかったし、早めに仕掛けるイメージがあったので仕方ない」と指揮官は振り返る。今回は前走のように強引なレース運びはせず、流れに乗る構え。「逃げなきゃ駄目とかはない。普通に競馬ができれば」と自然体で臨む。

 29日朝は美浦坂路で4F66秒6−16秒0。「他厩舎の馬に後ろから来られて気が入りかけたので、その後は角馬場で運動しました。動きは特に問題なく、気配も変わらず順調です」と状態面に不安はないようだ。

 田島厩舎は開業以来、平地G1に10回出走しているが全て牝馬だった。「ダービーも初ですし、牡馬での平地G1出走も初めて。うれしいですね」と笑顔を見せる指揮官。“ダービーは最も運のいい馬が勝つ”という有名な格言があるが、抽選突破、絶好枠ゲットと多くの運を引き寄せて流れをつかんだケントンが、夢舞台でも激走を呼び寄せる。