画像:「ラヴィット!」TBS公式サイトより
この春で朝の人気番組『ラヴィット!』(TBS系)が5年目を迎え、「日本でいちばん明るい朝番組」をキャッチコピーに毎朝楽しい笑いを届けています。

しかし、先日あるネットニュースにて「ラヴィットが4月からリニューアルをし芸人削減、アイドルやタレントを増やす。時事ネタも解禁し情報番組化する」という旨が報じられました。真偽はさておき、その翌日にはさらば青春の光・森田さんら出演者が番組内で反応。司会の川島明さんもやんわりとニュースを否定しました。

ファンがホッとしたのもつかの間、3月13日の放送では異変が。冒頭からアナウンサーによる中継、主婦層に人気の杉浦太陽がゲスト、子どもをフィーチャーする企画など今までとは色が違った内容に、SNSでは「リニューアルの布石か」「南波アナのB'z歌唱ないの?」「違和感がすごい」「新番組始まってるやん」など戸惑いの声が続出していました。

◆グッズは好調、TVer再生数も上々なのに

一方で、その週は“シャチハタ任三郎”、“パピヨン千葉のなんでぇ〜クイズ”などのコアな企画も放映される、振り幅が大きい週でした。筆者には4月からのテコ入れが決定的だからこそ、やるべき既存の企画を消化しながら緩やかに路線変更をはかっているというようにも見えました。

TVer再生回数も上々、番組公式グッズも次々登場し、好きなアナウンサーランキングでは、田村真子アナや南波雅俊アナ、赤荻歩アナ、南後杏子アナなど、ラヴィット関連のアナウンサーが軒並み上位を獲得するという快挙を成し遂げたラヴィット。

「人気番組なのに、なぜテコ入れ?」と思う人も多いでしょう。この人気を維持し、永く続く番組するために必要な転換点に差し掛かっている時期なのかもしれません。

◆出演者の半数以上が「芸人」という現在

リニューアルが報じられた際、視聴者の間で特に言及されていたのが芸人の多さです。長年のファンからは厳しい意見も見られ、テコ入れは仕方ないと受け入れている反応が多数ありました。

実際に3月18日のスタジオ出演者は14人中10人が、3月19日も10人中7人が芸人と出演者の半数以上を当たり前のように占めており、芸人が増えすぎだいうことは否定できない現状です。番組内で芸人らからの反応があったのは、図星のあらわれではないでしょうか。

◆昔の勢いはどこいった?『人間研究所』との類似点

“朝の大喜利番組”と異名を持つほど、お笑い色の強い番組という異色さで人気を獲得してきた『ラヴィット』。ただ、3年くらい前までは、相席スタートの山添寛さんや真空ジェシカ、KOC(キングオブコント)の決勝進出者など、多種多様な芸人がかわるがわる登場しながらも、どこかワクワク感がありました。

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が仕掛けた“伝説のあのちゃん回”に見られたような、スベったら地獄のヒリヒリさ、ロケや平場で爪痕を残そうとする芸人たちの朝番組でできる限界ギリギリの笑いがあったように思えます。

しかし、今は同じような面子の芸人ゲストとレギュラー、他ゲストがゲームをして2時間終わる日がほとんどです。

木曜レギュラー・ダウ90000蓮見翔さんが言うように「(世間で)お笑いは流行ってない」状態が真実であれば、新規視聴者の獲得は難しいでしょう。「テコ入れのため芸人削減」といわれても仕方ありません。

先日終了が発表された深夜番組『人間研究所〜かわいいホモサピ大集合!!』(日本テレビ・中京テレビ系)にて、テレビ番組が終わりに至る過程が赤裸々に暴露されていました。

それは、話題性とコアなファンを求めがちな制作側に対し、老若男女幅広い視聴者層の獲得を目指す編成側の軋轢があったというもの。