リクルートグループが運営する転職サイト、「キャリアカーバー(Career Carver)」。

ハイクラス向けのヘッドハンティングを強みとしているようですが、実際の特徴や評判はどうなのでしょうか?

そこで新R25は転職サイトの実態に精通した方々にご協力いただき、「新R25キャリア総研」として、実際に利用したことのある約1000人を対象に、転職サイトの評判について調査を実施しました。



今回の調査に協力してくださったのはこちらの2名。

松本さん:
人事・戦略コンサルタントの松本です。

アクセンチュアなどの大手外資系コンサルティング会社に24年勤めて、プリンシパル(部長級)を経て現職に至ります。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上です。

さまざまな企業の人事とのつながりがあるので、企業側からの意見をふまえてコメントをします。

黒田さん:
はじめまして、黒田です。リクルートでは「Bing」「とらばーゆ」「フロム・エー」各
関西版編集長、「リクナビNEXT」編集長、「リクルートエージェント」ネットマーケティング企画部長などを歴任しました。

現在はルーセントドアーズ株式会社を設立し、35歳以上のミドル世代を対象とした転職支援サービス「CareerRelease40」を運営しています。


※詳細プロフィールは記事の下部に記載しています。

一般利用者のリアルな口コミに加え、専門家のおふたりの見解もふまえて、キャリアカーバーの強みや、転職サイトの活用法を解説します。

〈聞き手=市川茜〉

おすすめの転職サイト調査の概要

この記事では、新R25キャリア総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、キャリアカーバーの特徴について解説します。調査の概要は下記の通り。


【転職サイト調査の概要】
・調査期間
2020/05/08〜2020/05/11

・サンプル数
1163人

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職サイトを利用したことがある人

【転職エージェント調査の概要】

・調査期間
2020/03/30〜2020/04/01
2020/04/02〜2020/04/06

・サンプル数
1128人(554+574)

・調査対象者
性別:指定なし
年齢:20〜39歳
地域:全国
条件:転職エージェントを利用したことがある人

【総評】待つだけの転職活動が叶う「スカウト機能」が魅力の転職サイト

出典 https://careercarver.jp
(画像は公式サイトのスクリーンショット)


運営会社:株式会社リクルートキャリア
公開求人数:約5万7000件
※2020年8月時点の公式サイトより


※「ユーザー満足度」とは「求人の満足度」「アドバイザーの対応力」「その他サポートの充実度」に対する満足度の平均値です

松本さん:
リクルートキャリアが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職サービス。

一般的な転職サイトのように自分で求人案件を探すこともできますが、メインはヘッドハンター(転職エージェントのキャリアアドバイザー)から受け取る「スカウト機能」です。

キャリアカーバーに登録して匿名のレジュメを公開するだけで、ヘッドハンターからスカウトを受け取れます。高収入の求人案件が多く、好条件でのスカウトも期待できます。

スカウトを待つだけでいいので、すぐに転職するつもりがない方や「自分にどんなスカウトが来るのか知りたい」と考えているハイクラス層にもおすすめです。

CAREER CARVER(キャリアカーバー )
https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100ke6i00jdfz&add=linkitem_pict

詳細を公式サイトで見る
(https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100ke6i00jdfz&add=cta_btn)

特徴? ハイクラスの求人案件に出会える

松本さん:
キャリアカーバーの強みは、リクルートグループのネットワークを活かしたハイクラス向けの求人案件が豊富なところ。

公式サイトによると、事業責任者や管理職など、年収800万〜2000万円を中心とした求人案件を多く扱っているようです。

重要なポジションの募集など、一般公開されないような優良求人案件の紹介も期待できます。

黒田さん:
求人検索ページの年収条件も「600万円〜」が下限となっていて、まさに高年収にこだわりたい方向きと言えます。

一方で、まだ実績のない新人・若手クラスの方や、エンジニアやマーケターなどのスぺシャリスト志向の方には不向きかもしれません。


【代表的な利用者の評判】
静岡県/38歳/男性/年収700〜799万円:
求人案件が多く、質も高い印象です。

特徴? ヘッドハンターを自分で指名できる

黒田さん:
キャリアカーバーは、約1800名(2020年8月時点の公式サイトより)のヘッドハンターと提携していて、匿名レジュメを見たヘッドハンターからスカウトが届きます。

さらに、求職者もヘッドハンターの情報を検索できるのが特徴です。「担当業種」や「業界経験年数」などで絞り込め、気になるヘッドハンターを求職者側から指名することも可能。

通常の転職エージェントでは担当者を選べないことがほとんどですので、相性のよさそうなヘッドハンターを自分で探せるのは大きなメリットです。

もちろん、会ってみて印象が違った場合は、その後のサポートは断ってしまってOK。相談は無料ですので、複数のヘッドハンターと会ってみて、一番信頼できる方を探しましょう。

松本さん:
キャリアカーバーはあくまでハイクラス層向けのサービスですので、「面接対策」や「応募書類の添削」などの基礎的なサポートには期待しすぎないほうがいいでしょう。

ヘッドハンターは、あくまでも転職活動者と求人企業の「仲介」に徹している印象があります。

イチから手厚いサポートを受けたいなら、「リクルートエージェント」などの転職エージェントの併用を検討してみてください。

出典 https://www.r-agent.com
(画像は公式サイトのスクリーンショット)

松本さん:
リクルートエージェントには、ハイクラス・高年収の求人案件を専門に扱う「ハイキャリア・グローバルコンサルティングサービス」があり、各業界に精通した専任コンサルタント(アドバイザー)のサポートを受けられます。

選択肢の幅を広げる意味でも、キャリアカーバーと合わせてチェックするのをおすすめします。

リクルートエージェント
https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100ifky00jdfz&add=linkitem_pict

リクルートエージェントの詳細を見る
(https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100ifky00jdfz&add=cta_btn)

特徴? 顧問求人スカウトサービスがある

松本さん:
キャリアカーバーは、本業に加えて企業の「顧問(経営陣に助言などをおこなうポジション。外部から招くことが多い)」として働く“パラレルワーカー”を目指す方にもおすすめできるサービスです。

そんな「顧問求人」のスカウトサービスもあり、興味がある場合は通常の求人案件に加えて顧問求人のスカウトも受け取れます。

顧問求人の種類は、経営企画部門をはじめ、販路拡大を実現する営業部門、採用戦略を提言する人事部門などさまざま。

これまでの知識・経験を活かして外部で活躍することで、副収入を得られます。

黒田さん:
近年、シニア層はもちろん、若手〜中堅のハイクラス層が副業として業務委託で働くケースも増えています。

「他企業のプロジェクトにも携わりたい」「自身のキャリアの可能性を広げたい」という方は、一度チェックしてみるといいでしょう。

転職サイトと転職エージェントの併用で“理想の転職”が近づく

松本さん:
キャリアカーバーは、ここまで解説してきた通り、求職者とヘッドハンター(転職エージェントのキャリアアドバイザー)をマッチングするサービスです。

ハイクラス層向けの求人案件が豊富な一方、転職に慣れていない初心者へのサポートは物足りないかもしれません。

ですので、キャリアカーバー単体ではなく、ほかの転職サイトや転職エージェントとも併用することをおすすめします。

市川:
転職サイトと転職エージェントはどう違うんですか?

松本さん:
転職サイトは求人案件を自分で探して、スピーディに直接応募できるのがメリットです。ただし、選考対策などは自分でしなければならないことが大半です。

一方で転職エージェントは、無料でアドバイザーがキャリアの相談に乗ってくれるサービスです。

相性のいい求人案件を提案してくれるのに加えて、過去の実績などをもとに選考のサポートもしてくれます。

転職は慣れていないと自分一人で進めるのは難しいので、合わせて使うといいでしょう。

市川:
たしかに、人に話すだけで考えがまとまるってこともよくありますよね。

転職エージェントもいろいろあると思うんですが、転職サイトと転職エージェントを併用する場合、どのように選ぶといいんでしょう?

松本さん:
総合型の転職サイトと転職エージェントにはそれぞれ必ず1〜2社登録し、さらに転職先の希望が明確であればそこに特化したものも2〜3社、合計で3〜6社ぐらいは登録するといいでしょう。

転職先の検討段階ではできるだけ視野を広げたほうがいいので、抱えている求人案件が違う複数のサービスに登録すると、理想の転職に近づくはずです。

市川:
転職サイトはそれぞれ特徴がありそうなイメージが湧くのですが、転職エージェントって結局はどんなアドバイザーが担当になってくれるかがキモじゃないですか?

松本さん:
その通りです。なので転職エージェントは登録前の段階ではそれほど絞り込まないことをおすすめします。

まずは複数のものに登録して、相対的に比較しましょう。

合計2000人への調査でわかったおすすめの転職サイトと転職エージェント

新R25キャリア総研の調査結果や過去におこなった専門家への取材をふまえて、キャリアカーバーとの併用におすすめできる転職サイト&エージェントをご紹介します。

種別 | おすすめの
サービス名 | ユーザー
満足度 |
総合型
エージェント | マイナビ
エージェント | 92% | 相談する
総合型
エージェント | リクルート
エージェント | 89% | 相談する
総合型
サイト | マイナビ転職 | 93% | サイトを
見る
総合型
サイト | リクナビNEXT | 92% | サイトを
見る
総合型
エージェント・
サイト一体型 | doda | 89% | サイトを
見る
ハイクラス向け
エージェント | JAC
リクルートメント | 85% | 相談する
ハイクラス向け
サイト | ビズリーチ | 89% | サイトを
見る
ハイクラス向け
サイト | en
ミドルの転職 | 83% | サイトを
見る

転職サイトの利用フロー&活用テクニック

黒田さん:
転職サイトを使った転職活動の流れは下記の通りです。



STEP? 登録:まずは自分の「軸」を明確にしよう

黒田さん:
転職先選びは、さまざまな要素が絡み合ってきます。

勤務地や社風、仕事内容や給与…たくさんの変数の優先順位をしっかり決めないと、どんな転職サービスを使ったとしてもうまくいきません。

求人案件を探す前に転職の「軸」、つまり自分のなかで譲れない条件と妥協できる条件を決めておくと、その後の転職先選びもスムーズに進みます。

市川:
でも、優先順位を決めるのってけっこう難しいですよね…。ひとりで考えてると、なかなか結論が出なさそうです。

黒田さん:
そういう方こそ、転職エージェントを使えばいいと思います。第三者であるアドバイザーに相談すれば、頭のなかを整理できます。

転職エージェントのアドバイザーと面談をしつつ、自分でも転職サイトで求人案件を探す。この両方で、転職先選びの可能性が広がります。

STEP? 求人探し:スカウトメールは見極めが大切

市川:
転職サイトに登録して「軸」を明確にしたら、次は“求人探し”ですよね。

黒田さん:
はい。検索して探すのが基本ですが、企業から送られてくるスカウトメールを活用するのもいいでしょう。

市川:
スカウトメールって、ただの“テンプレ”みたいなものがたくさん届くイメージなんですが…本当に信頼できるんですか?

黒田さん:
正直なところ、スカウトとは名ばかりなものも多いです。でも、なかには職務経歴書を丁寧に読んで送られてくる、熱意の込もったスカウトもあります。

スカウト経由で応募すると、書類選考をパスして面接に進めるケースも多いので、そういった本気のスカウトには応じるといいでしょう。

市川:
その“本気のスカウト”って、どうやって見分ければいいんでしょうか?

黒田さん:
明らかに件名や文章が違うので、心配しなくてもちょっと見ればわかりますよ。

きちんと見極めて使えば、思わぬチャンスに出会えるかもしれません。

STEP? 応募書類の作成:便利な「作成ツール」を活用しよう

黒田さん:
応募前に、必要書類をつくらなければなりません。作成する書類は「履歴書」と「職務経歴書」の2つ。

履歴書は知っての通り、連絡先や職歴・学歴などの基本的なプロフィールを簡潔に伝えるもの。フォーマットに沿って正確に書けばOKです。

松本さん:
職務経歴書は、「今まで何をやってきたのか」「何ができるのか」をアピールする書類。これまでの業務経験や、入社後に活かせるスキルなどを記入します。

こちらは履歴書ほど決まった形式があるわけではないので、自分で整理して書く必要があります。

市川:
はじめての転職だと、ちょっと苦労しそうです…

松本さん:
そういう方は、サポート用のツールを活用するといいでしょう。

たとえばリクナビNEXTなら「レジュメnavi」など、簡単に職務経歴書を作成できるものがあります。それらを使えば説明に沿って書くだけで仕上げられます。

あとは転職エージェントを使えば、アドバイザーに職務経歴書を添削してもらえたり、改善点を指摘してもらえたりします。

自分でつくる自信がない方は、プロを頼ったほうがいいですね。

松本さん:
また、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」も選考前の自己分析に役立ちます。

これは社交性、現実思考、決断力、柔軟性などの18種類の特性から、自分の強みを客観的に把握できるという診断コンテンツ。

ただ、診断結果をそのまま自己PRに書くのはNG。

この診断は多くの人が受けているので、選考する側も同じような自己PRを目にします。その結果、コピペしていることが企業にバレて選考が不利になる可能性もあるからです。

グッドポイント診断で自分の強みを把握したあと、その裏付けとなる実績やエピソードを加えて自己PRを書くのが成功のコツ。

裏付けがあると具体的なイメージが湧くので、選考も通りやすくなります。

リクナビNEXT「グッドポイント診断」
https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3464316&pid=886570548

自分の強みを診断する
(https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3464316&pid=886570548)

STEP? 応募:転職サイトと転職エージェント、どちらから応募してもOK

市川:
気に入った求人案件があったら応募に進みますが…転職サイトと転職エージェントを併用する場合、どちらから応募すればいいのか迷ってしまいそうです。

黒田さん:
気になる求人案件を見つけたら、どちら経由であってもすぐに応募すればいいと思います。

というのも、求人案件との出会いは“一期一会”。今日あった求人案件が明日にはなくなるかもしれないので、スピード感を持って応募するのが大切だからです。

市川:
なるほど。応募前にアドバイザーに相談したほうがいいケースもあるんですか?

黒田さん:
自分で企業情報を調べ、志望動機が明確にできる場合は相談しなくてもいいと思います。

企業の内情や求めている人材などを教えてもらったり、面接対策を手伝ってもらったりしたいのであれば、アドバイザーに相談してから応募してもいいでしょう。

場合によっては、アドバイザーに推薦状を書いてもらえる可能性もあります。

STEP? 選考:社内のリアルな雰囲気を感じ取ろう

市川:
書類選考を通過したらいよいよ面接ですが、気をつけるべきことはありますか?

黒田さん:
面接は選考される場ですが、社内のリアルな雰囲気を感じ取れる貴重な機会でもあります。オフィスや社員の雰囲気をよく観察しましょう。

さらに余裕があれば、選考と並行して人事以外との面談を依頼するのがおすすめです。

自分と年の近い社員や、似たような経歴の社員と話すことで、求人票だけではわからない企業のリアルな実情が見えてきます。

転職サイトのよくあるQ&A

Q:転職市場に対する“コロナ”の影響は?

松本さん:
「なんとなく転職したい」くらいの方は、今は見送ってもいいかもしれませんね。

求人数が減っているのに加え、失業者はこれからどんどん増えていくことが予想されます。つまり競争率が上がるので、転職の難易度が高めになります。

ただし、採用を続けている企業も多いのに加えて、今からやっておいたほうがいいこともあります。詳しくは別の記事でお話ししているので、そちらをご覧ください。

Q:転職サイトと転職エージェントの違いとは?

松本さん:
一番の違いは、サポートをしてくれる仲介者の有無です。

転職に慣れていない方は、アドバイザーに相談したほうがスムーズに転職できるかもしれません。

| 転職サイト | 転職エージェント
求人数 | 転職エージェントと
比べると多い | 転職サイトに比べると
少ないが、非公開求人がある
理想の求人との
出会いやすさ | 自分で探す
手間がかかる | アドバイザーが相性のいい
求人案件を提案してくれるので出会いやすい
選考の
サポート | サイト上の説明を見ながら
自分で進めないといけない | 職務経歴書の書き方や面接対策などを
アドバイスしてくれる
年収交渉 | 自分でやらない
といけない | アドバイザーが
代行してくれる
退職
サポート | 自分でやらないと
いけないケースが大半 | アドバイザーがサポート
してくれるケースもある

Q:転職サイトと転職エージェントはどちらが有利?

松本さん:
どちらが有利とは言いきれませんが、向いている方は違います。

転職サイトは、すでに目指す業界や職種がはっきりしていて、ある程度は転職活動に慣れている方に向いています。

採用コストを抑えたい企業は、成果報酬型の転職エージェント経由よりも転職サイト経由の応募者を優先することもありますので、気になる求人案件があれば自分で積極的に応募しましょう。

転職エージェントは、どんな業界に行くか悩んでいる方や、転職にあまり慣れてない初心者に向いています。

アドバイザーに職務経歴書の添削をしてもらえたり推薦文を添えてもらえたりするので、直接応募するよりも選考が通過しやすくなるというメリットも。

とはいえ、どちらかに絞るのではなく、両方を上手に併用してチャンスを逃さないのがベストだと思います。

Q:今の会社に転職活動をしていることがバレる心配はない?

黒田さん:
たいていのサービスで、自分の勤めている企業には自分の情報が届かないよう設定できます。

ほとんどの人が秘密で転職活動をしているので、その辺は心配しなくても大丈夫ですよ。

Q:転職活動の途中で退会してもいいの?

黒田さん:
もちろん大丈夫です。設定ページからいつでも退会できますので、使ってみて合わないと感じた場合や、不要になった場合は気軽に退会しましょう。

ちなみに、一度退会したサービスの再登録もできますが、過去の会員情報は消えてしまうのでご注意を。

Q:なかなか選考が通らない場合はどうすべき?

黒田さん:
「応募数が少ない」「希望するレベルと経歴が噛み合っていない」など、なんらかの作戦が間違っている可能性が高いです。

急いで転職したいなら、応募数を増やすのと同時に、何かしらの条件を緩める必要があります。

また、転職エージェントを併用していれば、改善点をアドバイザーに聞くことをおすすめします。

松本さん:
あるいは別のサービスに登録してみるのも1つの手です。

仮に転職サイトでは希望する求人案件が見つからなくても、転職エージェントであれば非公開の求人案件に相性のいいものがあるかもしれません。

Q:メールが多すぎると感じた場合はどうする?

黒田さん:
たいていのサービスで、メールの配信停止ができるようになっています。不要なメールが届くからといって退会する必要はないので、設定で対処しましょう。

Q:転職エージェントのほかにも併用すべきサービスは?

松本さん:
「OpenWork」など企業に対する口コミサイトには目を通しましょう。

基本的にネガティブな意見が集まりやすい前提をふまえておく必要はありますが、過去に在籍していた人が書くリアルな情報は貴重です。

黒田さん:
あとは、求人検索に役立つサービスに「Indeed」があります。

転職サイトに掲載されている求人案件だけでなく、自社サイトに載っている採用情報やハローワークの案件まで横断して検索できる、いわば“求人界のGoogle”。

世の中にどんな求人案件があるか知りたいときは、とりあえずIndeedで検索してみるのをおすすめします。

最後に、改めて調査の結果をまとめます。キャリアカーバーと合わせて、転職エージェントや転職サイトにいくつか登録すると、理想の転職・就職が実現できるかもしれません。

種別 | おすすめの
サービス名 | ユーザー
満足度 |
総合型
エージェント | マイナビ
エージェント | 92% | 相談する
総合型
エージェント | リクルート
エージェント | 89% | 相談する
総合型
サイト | マイナビ転職 | 93% | サイトを
見る
総合型
サイト | リクナビNEXT | 92% | サイトを
見る
総合型
エージェント・
サイト一体型 | doda | 89% | サイトを
見る
ハイクラス向け
エージェント | JAC
リクルートメント | 85% | 相談する
ハイクラス向け
サイト | ビズリーチ | 89% | サイトを
見る
ハイクラス向け
サイト | en
ミドルの転職 | 83% | サイトを
見る
ハイクラス向け
サイト | キャリア
カーバー | 85% | サイトを
見る

〈文=市川茜(@ichi_0u0) 編集=石川みく(@newfang298)〉

精通者たちの詳細プロフィール


【黒田真行(くろだ・まさゆき)】1988年、リクルート入社。2006年から2013年まで「リクナビNEXT」編集長、その後「リクルートエージェント」ネットマーケティング企画部長、「リクルートメディカルキャリア」取締役などを歴任。2014年、ルーセントドアーズ株式会社を設立し、35歳以上のミドル世代を対象とした転職支援サービス「CareerRelease40」を運営。著書に『転職に向いている人転職してはいけない人』(日本経済新聞出版)、『40歳からの「転職格差」まだ間に合う人、もう手遅れな人』(PHPビジネス新書)がある

【黒田さんの関連リンク】
・黒田真行◆採用100年史から読む 人材業界の未来シナリオ | Twitter
・ルーセントドアーズ株式会社


【松本利明(まつもと・としあき)】人事・戦略コンサルタント。大手外資系コンサルティングファームに24年勤務しプリンシパル(部長級)を経験。人材マネジメントの支援をした企業は600社以上。HR総研の客員研究員も務めている。著書に5万人のリストラと6500名以上のリーダーの選抜と育成をした人の「目利き」。『「いつでも転職できる」を武器にする』(KADOKAWA)『稼げる人稼げない人の習慣』(日本経済新聞出版)などベストセラー多数。BBC、TBS、日本経済新聞、東洋経済などメディア実績多数

【松本さんの関連リンク集】
・松本利明 Official Web Site
・松本利明 | Amazon
・松本利明@人事・戦略コンサルタント(累計15万部)|Twitter