クロネコヤマトの「宅急便」が来年50周年を迎える。「宅急便の現場経験が長かった自分に課せられた使命は『選んでもらえる宅急便』とは何かを考え、宅急便事業を再び安定収益事業に戻すことだ」─。こう語るのは今年4月1日付でヤマトホールディングス(HD)の中核子会社・ヤマト運輸の社長に就任した阿波誠一氏。足元の業績面で苦戦が続く中、宅急便を磨き、少子高齢化や法人需要開拓などを背景にした新サービスの創出