ESSEonlineで2026年3月に公開された記事のなかから、ランキングTOP10入りした記事のひとつを紹介します。

大物家具を手放せたら、もっと暮らしが軽くなるはず。そう思いながらも、なかなか踏んぎりがつかない人は多いのではないでしょうか。夫婦2人中古マンションでのミニマルな暮らしをYouTubeなどで発信するOdekoさんは、新婚時代に購入した大型家具を手放したことで、日々の家事がラクになり、出費を抑えられるようになったといいます。暮らしにどんな変化があったのか。大型家具を手放したことで見えてきたメリットを伺いました。

※ 記事の初出は2026年3月。年齢を含め内容は執筆時の状況です。

大型家具を手放した理由

大型家具を手放そうと思ったのは、40代になって、家具の存在がだんだん重く感じるようになったからです。

新婚の頃に買った食器棚やダイニングテーブルは、「これから増えるかもしれない家族」を想定して選んだもの。ソファ前のローテーブルや大きなテレビ台は、「家族住まいならもっていて当たり前」だと思い購入したもの。

当時は「一生もの」だと思い、思いきって購入した家具もありましたが、40代になった今の暮らしには、もて余すサイズになっていました。

夫婦2人暮らしに、4人掛けのダイニングテーブルは大き過ぎたし、ローテーブルやマッサージチェアは物置状態だったのです。

そんな大型家具は、ほとんど手放したのですが、全部なくして、すっからかんにしたわけではありません。掃除の手間だけを考えると、すっからかんがいちばんラクなのですが、食事はテーブルでいただきたいし、ソファでごろんとするのも至福の時間です。

なので、ソファは手放さず、テレビ台は収納なしの小さいサイズへ買い替え。背の高い大型食器棚は、シンプルなラックへ。お客様も来ない環境なので、ダイニングテーブルは小さめの丸テーブルへ。

大型家具を手放すのは、思いきりも体力も必要なので、40代のうちに減らし始めてよかったと思っています。

大型家具を手放したら、家事もラクになった

大型家具を減らして、家事にかかる時間が目に見えて減りました。以前はしっかり掃除しようと思うと、リビングだけで、20〜30分かかっていましたが、今は10分ほどに。

家具を動かしたり、ひざをついて奥までのぞき込んで手をのばして掃除したり、そして、家具のふき掃除をしたり…こういった掃除にかかる行程が少なくなったことが大きいです。

それ以上に大きかったのが、気持ちの変化です。視界に入るものの量が減り、「片付けなきゃ、掃除しなきゃ」という無言のプレッシャーが消えました。

40代になると、体力だけでなく気力も有限。家具が多いだけで、知らないうちに消耗していたのだと思います。

今は多少疲れていても、多少掃除をサボっても、荒れにくい部屋になりました。家事がラクになったというより、「家具が私の足を引っ張らなくなった」感覚です。

家選びの選択肢が広がって、家賃が2万円抑えられた

大型家具を手放して、想定外によかったのが「家選びの選択肢が増えたこと」でした。

以前は、食器棚が置けるか? ダイニングテーブルが入るか? など、大型家具ありきで物件を選んでいました。でも、家具が減ると、狭い部屋も選択肢に入れられるようになったのです。

以前なら物件検索の条件に60平米以上と入力していたところ、昨年の引越しでは、40平米以上の別件に、条件を下げることができました。

結果、駅からの距離が同じくらいで平米の広い物件より、家賃を2万円ほど抑えることができました。さらに今年の引越しでは、大型家具が少ない分、引っ越し費用も節約することができたのです。

そして今年、中古マンションを購入しましたが、これまで住んだ中でいちばん狭い部屋を選んだため、その分価格も抑えられています。

若い頃は「いい家具をもつこと」に安心感を感じていましたが、今は「身軽でいられること」のほうが大切。金銭的にも、気持ちの面でも、大型家具を手放して損はなかったと思っています。