結婚していれば、大なり小なり夫婦の関わり方に悩むことがあるもの。「夫婦ふたりの暮らしは、生活を共有をしすぎるとかえって衝突してしまう」と語るのは、アラフォーで夫とふたり暮らしのESSEonlineライター・小林ユリさん。今回、小林さんが「やめたらラクになった」と感じている暮らしの習慣について詳しく語ります。

1:休日を一緒に過ごす

買い物に出かけたり、カフェに行ったり、以前は「せっかくの休みだから夫と一緒に過ごそう」としていました。子どもがいないこともあり、どこかで「休みは夫婦で一緒に過ごすもの」と思い込んでいたのかもしれません。

【実際の写真】夫婦の「不満」が解消したクローゼット

ふたりで過ごす時間はもちろん楽しくもあるのですが、正直、ふとした瞬間に「今日はひとりでゆっくり過ごしたい」と思う日もありました。

そこで思いきって、「別行動の日」をつくってみることに。夫は趣味のキャンプやボルダリングへ、筆者は家でのんびり読書やゲームを。

それぞれ好きな時間を過ごして、夜にまた家で合流するようになってからは、「今日はこんなことがあってね…」と、ずっと一緒に過ごしていた頃よりもむしろ会話が増えました。

一緒にいる時間が減っても、満足感はむしろ上がったように感じています。

2:家計を細かく共有する

以前は、お互いの支出をかなり細かく共有していました。「子どもがいないことでお互いに自由になるお金ができ、将来の貯金へ回すことができなくなる不安」からこのようなルールを設けたのがきっかけでした。

生活費だけでなく、日々のちょっとした買い物まで把握していたので安心感はありましたが、ときどき「それ買ったの?」という小さなトゲが生じることも。お互いに悪気はないのですが、細かく共有しているからこそ気になってしまうことだったと思います。

そこで、生活費と毎月の貯金はしっかり取り決めて共有しつつ、“おこづかいの範囲”の共有をなくしてみることに。

すると、お金の使い方への細かい干渉がなくなったからか、家庭内のギスギスした雰囲気がなくなったように感じます。暮らしの空気が穏やかに変化したのがよかった点でした。

3:収納空間を一緒にする

以前は、クローゼットや洗面所などの収納スペースは、夫婦ほぼ共有で使っていました。

しかし、収納への「こだわり」がお互い違っていたことで、小さなストレスが少しずつ積み重なり、徐々に息苦しさを感じるように。

「これがなんでここにあるの?」「なんでここに置くの?」そんな会話しかしない日もありました。

そこで、「夫婦なんだから一緒でいいよね」という気持ちをいったん捨てて、ごちゃ混ぜだった収納をクローゼットの左右、洗面台の引き出しの上下というように、きっちりとゾーン分けすることにしました。

それぞれのプライベートスペースを決めてからは、お互いに文句や不満が軽減。

小さなイライラは、積もる前に減らしておく。それだけで、暮らしの快適さはぐっと変わると実感しました。

4:「夫婦は同じ寝室を使うもの」という思い込み

「夫婦なら同じ部屋で寝るもの」と、どこかで思い込んでいました。

でも、実際には、夫は始発出勤の日があり、明け方に仕事の電話が入ることもあります。横で寝ている筆者に気をつかってそっと動く夫。けれど、その気配で筆者が目を覚ましてしまうことも多く、眠りは浅くなりがちでした。

また逆に、筆者は夜中まで仕事をしたり、夜中に連絡が入ったりすることも多く、ライフスタイルが異なるせいで、お互いに悪気はないのに朝はなんとなくピリピリした雰囲気になることも。

そこで思いきって寝室を分けてみたら、驚くほど快適でした。

同じ空間にいることよりも、お互いが気持ちよく過ごせることの方が大事。暮らしのなかで少し距離を取るようになってから、夫婦の関係がおだやかになりました。

夫婦の間で適度な距離をとること。その距離感は夫婦の数だけあるのかもしれませんが、わが家では、このような4つのことをやめた距離感がちょうどよかったようです。