相次ぐ高級SUV盗難 わずか8分の組織的手口と愛車を守るための防犯対策
高級SUV車の盗難が、今年、県内でも相次いでいる。最新の電子機器を使った巧妙で組織的な手口の実態と、盗難を防ぐための有効な対策を伝える。
施錠した車をわずか8分で… 組織的な盗難の手口
今年8月、県内の住宅敷地で撮影された防犯カメラの映像です。鍵がかけられていた車のまわりで覆面姿の2人組が何か作業をしています。
作業を始めてからわずか8分、エンジンをかけて走り去りました。
盗まれたのはトヨタの高級SUV車「ランドクルーザー300」。
この家の男性がおよそ1100万円で購入したものでした。
警察庁によりますと自動車の盗難が全国で増加しています。今年1月から先月末までで6012件にのぼっていて、去年の同じ時期と比べると400件以上増えています。
県内でも今年、先月末までに22件発生しています。
紹介した被害とは別の高級SUV車を複数台盗んだとして窃盗グループとみられるブラジル国籍の男2人が逮捕・起訴されました。
犯行に使われたのが、押収された、この電子機器。CANインベーダーと呼ばれています。
自動車盗難防止協会の山田晃史理事に、その手口を聞きました。
◆自動車盗難防止協会 山田晃史 理事
「(車体に)こぶし大の穴を開けてキャンの配線をまず見つけます。そこにキャンの接続ツールというものがあるんですけど、そちらを使ってハッキングをするような形で、ドアを開けたりエンジンをかけたりということで。一番短いのだと本当に1分とかなんですけど、大体10分以内に全て窃盗の方はしてるパターンが多いですね」
さらに捜査関係者によりますと犯行グループは、盗んだ車のナンバーを付け替えて逃走。
県外で車の保管や解体を行い、港から輸出した可能性があるとみられています。
愛車を守るため 物理的な固定と電子防犯の組み合わせが有効
こうした巧妙な手口で車を盗まれないためにはどのような対策が有効なのでしょうか。
◆オートバックス富山南店 山崎柾さん(用品担当)
「こちらが盗難防止グッズの売り場になっています」
売り場には様々な車の防犯グッズがある中で、最も売れているのがこのハンドルロックです。
実際に車につけてもらいました。◇133115
◆オートバックス富山南店 山崎柾さん
「輪っかに通して、バックルに音。で、カギを抜く。ロックかかりました」
「ハンドルがここまでしか回らない、逆もここまでしか回らないので行動を制限させることができます。カギをして回すだけなので、外すのも簡単ですね」
タイヤが回転しないよう固定するタイヤロックも… ものの5秒で装着完了です。
◆オートバックス富山南店 山崎柾さん
「物理的なのと合わせて電子的な防犯グッズスマートブロッカーといわれるものであったりとか、そういった商品ありますので、それを合わせて使うことでより高い防犯ができるのかなと思います」
この先、年末年始はあわただしさが増し、家を長時間空けることもあると思います。車に限らず、防犯対策をとってください。

